事業戦略における消費者ニーズ調査をSNS上のクチコミデータから探る事例（「オンライン授業・映像授業」をケーススタディとして） | 【公式】Brandwatch - ソーシャルアナリティクス

新型コロナウイルスの影響から、教育事業提供会社はそのサービス提供形態としてオンライン化を新たに検討するケースが少なくありません。
3ブランドの学習塾を運営されている株式会社オン・ザ・プラネット様は、オンライン化への市場ニーズとオンライン化にあたる注意点をSNSデータで調査されました。今回は、その活用事例をご紹介いただきました。

既存事業の提供形態に新しい手法を取り入れる際には構想の準備として、市場調査を実施されることだと思います。新手法であるからこそ、既存のお客様以外の新規ターゲットとなる潜在的なお客様の意見や市場動向を把握しておくことは、戦略の方向性を定める上では必須のプロセスとなります。その時に是非取り入れていただきたいのがソーシャルメディア上のデータの活用です。

TwitterのオフィシャルパートナーであるBrandwatchは、Twitterの完全なデータにアクセスすることができ、ツール上で分析が行えるため、リアルタイムに市場動向を多角的に把握することが可能です。
事業戦略における市場調査をSNSデータで行う際の、分析工程や結果への洞察など、是非ご参考ください。

【学習塾経営】SNSの口コミから分析するオンライン授業・映像授業の活用・改善事例

新規事業のニーズ調査により「気づき」を得られる方法

新型コロナウイルスに伴う緊急事態宣言により、休校措置の要請が政府から出たことが記憶に新しいと思いますが、教育サービスのオンライン提供化の流れは強まっています。インターネットには、それに関する沢山の情報が溢れていますが、今回の事業戦略における市場調査が対象とするのは世論ではなくサービス提供を受けるユーザー（学生）です。そこで、収集対象となる口コミデータを学生が発信されるものへと絞り込むことが、大前提となります。
サービスを提供される立場の目線で分析設計をすることにより、何にメリットやデメリットを感じているかをクチコミデータから読み解くことができるようになります。

今回、オン・ザ・プラネット様は、ターゲットを絞り込んだクチコミデータから、以下の手法を通じて自社の教育事業における新しい提供方法の企画に市場ニーズを取り込まれました。
・投稿量の多いトレンドワード分析
・センチメント分析（ポジネガ分析）

【事例】オンライン授業・映像授業という新規事業のニーズ調査から付加価値を見いだす

新型コロナウイルスによる外出自粛でオンライン授業や映像授業の需要はさらに高まりました。オンライン授業や映像授業が主流になりつつありますが、リアルな対面式の授業と比べ学生が感じている意見をSNSから収集し投稿内容の分析しました。意見の多いトピックの投稿から集中的に調査することにより、オンライン授業や映像授業のメリットやデメリットに対する様々な意見の収集が出来ます。

この調査結果から、「学習姿勢にあわせた授業内容の提供」「集中力の持続」「他受講者が見えない環境からの孤立感や不安感の払拭」等が課題や改善のポイントが認識できました。「オンライン授業と映像授業（オンデマンド授業）の併用を開始」「コミュニケーションアプリの導入」「オンライン面談の実施」を実施し、リアルな授業の代替だけではなく、顧客体験の付加価値を付けたサービスの提供を実現できました。

今回の「オンライン授業・映像授業」というケーススタディを通じて、実際にオンライン教育サービスを受けている学生のリアルな声をソーシャルデータから収集・分析することで、これからオンライン提供を企画されているオン・ザ・プラネット様は満足度の高い提供メニューを企画することができたことをご紹介いただきました。
加えて、教育サービスを補完するオンラインならではの新サービス企画をソーシャルデータ分析から起案され、従来にはなかった学生とのコミュニケーションポイントを設けることにつながり、痒い所に手が届く、顧客満足度向上効果も得ることができました。

オン・ザ・プラネット様によるご紹介内容の全文は以下よりご確認いただけます。

【学習塾経営】SNSの口コミから分析するオンライン授業・映像授業の活用・改善事例