事例のポイント
■定量分析はしていたが、ソーシャルデータを使った定性分析については積極的に活用していなかった
■バレンタインデー前後の投稿を分析したところ、「自分へのご褒美」需要があることがBrandwatchによって発掘
■ギフトページへ「自分へのご褒美」カテゴリを新設したところ売上が増加し、ROIを達成
Argosのご紹介
Argos Ltd は1972年11月に設立されたカタログ小売業者です。ギリシャの都市Argosにちなんで名付けられました。
イギリス国内で最大の店舗型リテイラーの1つで、イギリスやアイルランドを中心に店舗とオンラインでカタログ販売をしています。 中国にもフランチャイズしています。
取り扱う製品も、電化製品、子供用品、美容用品、ジュエリー、スポーツ用品、家具と多種類に渡り販売しています。
Argosが抱えていた課題
キャンペーンを実施した背景
Argosは定量的分析方法は確立していましたが、新しいデータソースの定性分析についてはまだ積極的に活用していませんでした。
しかし、ArgosのInsightsチームではBrandwatchアカウントを所有しており、ツールを監視として利用するだけでなくソーシャル分析の暫定的な活用を行っていました。
BrandwatchのCSMと定期的なミーティングを設けていましたが、分析データ利用したアクション実行が出来ずに悩んでいました。
課題解決のために行った施策
バレンタインデーのランディングページ最適化
Brandwatchを活用し、新しいアプローチを組み込んだプロジェクトを開始しました。
バレンタインデーの前後に小売業に関連した投稿を分析したところ、シングルの方が「自分へのご褒美」としてイベントをお祝いしたいと投稿していることがわかりました。
このことから、Argosは「自分を祝う日としてのバレンタインデー需要」を認識し、アクションをとることにしました。 バレンタインデーのサイトページに‘treat yourself’(自分へのご褒美) のカテゴリーを追加したのです。
プロジェクト実施結果
追加から数日以内に6番目にクリックされるページになり、 £2500 の売り上げになりました。
Argosのチームは、このプロジェクトによりソーシャルリスニングを用いた初めてのROIを達成することが出来ました。
まとめ
■Brandwatchを活用することにより、バレンタインデーにおける「自分へのご褒美需要」を発見できた
■ランディングページを改修し、導線を作ることで新たな顧客層の売上を作ることができた
■ソーシャルリスニングを用いて分析からアクション、効果検証を行うことでROIを達成することができた