こんにちは。ブレインパッドBrandwatchチームの飯塚です。
すっかり寒くなり、冬も本格的に到来したなと感じる今日この頃ですね。
そんな時は、早く家に帰って、暖かい家でぬくぬくしながらお酒を飲みたくなりませんか?
そこで、今回は「家飲み」というテーマで、コロナ前後で「投稿量と投稿の傾向に何か変化があったのか?」「家飲みでのお困りごと」について分析してみました。
※本記事は、あくまでも自社ツール「Brandwatch」を用いたソーシャルメディア分析の結果や傾向をまとめたものとなります。ご承知おきください。
コロナ前後での家飲み投稿量比較
コロナ前(2018/8/1~2019/8/31)とコロナ後(2021/8/1~2022/8/31)でそれぞれの投稿量や推移について分析を行いました。
Twitter全体の投稿量と家飲みに関する投稿量で比較したところ、Twitter全体は投稿量が増加しているのに対し、ユニークオーサー数は減少しています。一方家飲みキーワード(例:「家飲み」「 宅飲み」等)は、コロナ前と比較するとコロナ後は投稿量、ユニークオーサー数共に増加しています。このことから、コロナ後は家飲みに関する投稿をしているユーザーが増加していることがわかります。
家飲みの曜日、時間帯による変化
コロナ前後の曜日ごとの投稿量を調査してみました。
コロナ前後とも土曜日の投稿量割合が高くなっており、どちらも割合としては19%となっていました。
また他の曜日もコロナ前後で投稿量が変化したところはなく、コロナによって家飲みをする曜日は変化していないことがわかります。
さらにコロナ前後で曜日×時間ごとの投稿量を調査しました。
コロナ前後とも金曜日の夜(19~23時)が最も投稿量が多い結果でした。
変化がみられた点は、朝・昼・夕方はコロナ後に2%~3%投稿量が増加しており、夜・深夜が4%投稿量が減少しています。
このことから、コロナ後は家飲みの時間が早まっていることがわかります。
お酒の種類ごとの投稿量
コロナ前後ともビールの投稿量が最も多くなっています。手軽な缶タイプで販売されている種類も多いことから、コロナ前後問わず、家飲みで選ばれやすいのだと考えられます。
またコロナ後は、ウィスキーの家計消費の上昇率増加に伴い、投稿量も増加しています。
(参考サイト:https://www.meti.go.jp/statistics/pr/rikatuyou_20210305/rikatuyou_20210305.html)
家飲みでの困りごと
コロナ後、家飲みの頻度が増えた(投稿量から推察される)ことで、どのような困りごとが発生したのでしょうか?
挙げられるお困りごとの内容としては、コロナ前後での大きな変化はなく「家飲みの寂しさ」「片付け」「おつまみ」に関する困りごとは顕在しているようです。
さらに、2022年1月~10月までに対象期間を変更し、お酒の種類別で困りごとの投稿を確認してみました。
「凝ったお酒は飲めずビールばかり飲んでしまう」「家で作るお酒は味が濃くならないようにしていると、お酒が全然なくならない」といった、家飲みならではの困りごとを抱えているユーザーも多数見受けられました。
分析結果の活用方法
困りごとから活用方法を考案してみました。
- 事象1
- お酒と合う料理を自宅でも楽しみたいが、
簡単なおつまみやスナック菓子になってしまい物足りないと感じている。 - 分析1
- 商品のアレンジレシピなどの提供だけではなく、
家飲みを少しリッチにできるようなサービスのニーズが強くなっているのかもしれません。
- 事象2
- 家で作るお酒は味が濃くならないようにしているため、
お酒が全然なくならない。 - 分析2
- 飲酒量に応じた適量な製品を購入したいという需要が
高まっているのかもしれません
- 事象3
- 家飲みは片付けが煩わしいと感じている。
- 分析3
- 捨てる手間がかからない容器の製品販売など、
お酒の中身以外の改良に売れるヒントがあるかもしれません。
このように、Brandwatchでの分析結果を用いてユーザーのマインドを把握し、新規サービスや製品開発に役立てられるアイディアを得ることができます。さまざまな業界で多種多様な活用実績がございます。ご興味がありましたら、ぜひお気軽にお問い合わせください。