こんにちは。ブレインパッドBrandwatchチームの飯塚です。
新型コロナウイルスの影響で大会・試合の中止や延期、無観客化などが相次ぎ、スポーツ業界は一時的にダメージを受けました。
2年延期を経て、開催を待ち望まれていたワールド・ベースボール・クラシック(WBC)が世界中に活気と感動を与えてくれました。侍ジャパンの活躍は本当に素晴らしかったです。
そんな「WBC 2023」のSNS反響分析をしました。
分析の参考にしていただくのはもちろん、「WBC 2023」の振り返りとしてもご一読いただけると幸いです。
※本記事は、あくまでも自社ツール「Brandwatch」を用いたソーシャルメディア分析の結果や傾向をまとめたものとなります。ご承知おきください。
日本が対戦した国と勝敗結果
参考:https://www.wbc2023.jp/score/tournament/
投稿量が増加したタイミング
「WBC OR #WBC」をキーワードとして投稿量推移を調査しました。
すると、開催期間(青枠) である3/8~3/22に投稿量が増えていることがわかります。また、日本の試合日程と合わせて投稿量が盛り上がっています。
A~C各地点で最も盛り上がっている投稿は、次に対戦する国の情報やその日に活躍した選手に関する投稿となっています。侍ジャパンだけでなく、対戦国に対しても関心が高いことがわかります。
対戦国ごとの投稿量
各対戦国との投稿量を見ると、最も多いのが決勝のアメリカ戦、次が準決勝のメキシコ戦、そして3番目に多いのは1次ラウンド最終戦のチェコ戦となっています。チェコ戦が盛り上がった理由としては、試合日が3/11・土曜日であったことや、チェコ代表選手たちのほとんどが本業は野球選手ではないというドラマ性や、日本選手に対しての敬意ある姿勢が好感を呼び投稿量に繋がったと考えられます。
対戦国×選手ごとの投稿量
対戦国に対しての日本選手の投稿割合では、どの対戦国でも大谷翔平選手の投稿量が多くなっていることからその人気の高さがうかがえます。また、韓国戦で逆転のきっかけとなるタイムリーヒットを打ったヌートバー選手、チェコ戦で先発投手として登板した岩手県出身の千葉ロッテマリーンズ所属の佐々木朗希選手、メキシコ戦、アメリカ戦それぞれの重要な局面でヒットを打った村上宗隆選手の投稿量が増加しています。
良く投稿されたハッシュタグ
ハッシュタグランキングを見てみると、選手名やWBCに関連したハッシュタグがランクインしていることがわかります。
また2022年の流行語大賞となった村上宗隆選手を称える呼び方である「#村神様」や海外の野球実況者が、日本語で相手を呼ぶ敬称である「サン」を使った大谷翔平選手の愛称「#オオタニサン」といった注目度が高い選手の愛称もランクインしていました。
投稿の画像解析
WBCに関した投稿でどのような画像が一緒に投稿される傾向があるのか画像解析機能を使用して調査しました。
「Baseball」や「Player」というWBCに関連した傾向が上がっている中、「Pet」や「Food」といった一見するとWBCとは関連していないものが傾向として上がっていました。それぞれを確認すると「Food」ではWBC優勝を祝した飲食店によるセール告知投稿やテレビ観戦しながら食べるために作った料理を載せている投稿が多くありました。「Pet」では自身のペットを利用したネタ投稿や、ペットへWBCについて語りかけている投稿が多かったです。
いかがでしたか?
WBCをきっかけに、野球のみならずスポーツ業界が再び人々の支持を得て、かつて以上に勢いを盛り返すのが楽しみです。
Brandwatchでは投稿文(テキスト)だけでなく、画像の分析も可能です。
対象商品、サービスがどのようなシーンで画像投稿されているかなど、ユーザーインサイトを推察する上での補完データとして活用いただけます。
※画像分析はPremiumプランのオプション機能またはEnterpriseプラン限定の機能です。
少しでもご関心をお持ちいただけたようであれば、ぜひお気軽にお問い合わせください。