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生活者の声から読み解く「電気代高騰による暮らしの変化」

こんにちは。ブレインパッドBrandwatchチームの飯塚です。

2021年の9月以降、電力の価格高騰は続いており、大手電力会社や新電力による電気代の値上げが相次いでいます。

電力の価格高騰に伴って各家庭の負担も増えており、暮らしの悩みごとが発生しているのではないでしょうか?

今回はSNSから、生活者の暮らしの悩みごとを探索していきます。

※本記事は、あくまでも自社ツール「Brandwatch」を用いたソーシャルメディア分析の結果や傾向をまとめたものとなります。ご承知おきください。

 

 

電気代高騰について消費者の関心が高まり始めた時期は?

2021年から産油国が石油生産増加を見送ったことにより電気代値上げが始まっていましたが、勢いが加速する原因となったロシアのウクライナ侵攻は2022年2月から始まりました。

電気代高騰に関する投稿量推移を確認したところ、平均的な投稿量が増加したのは2023年1月9日週からとなっています。

これは、総務省が東京都の12月消費者物価指数の上昇率が前年同月と比較して拡大したことを1月10日に発表したことや(※)、A地点のスパイク要因の投稿からもわかるように政府への不満が発露したことが影響していると考えられます。(※参考記事:日本経済新聞1/10の記事より)

また各スパイク地点を見ると、直近で消費者に直結しやすい政府発表があったことにより、消費者の関心が向きやすくなっていることがわかります。

電気代高騰に関する話題はどのようなものがあるのか?

電気代高騰と一緒に、どのような話題が挙がっているかをカテゴリ分けをし、去年と今年の同期間で比較を行いました。

両年とも「暖房冷房系」の投稿が圧倒的に多くなっていますが、2022年と比較して2023年の投稿量は4倍以上となっていることから、2023年は消費者の関心がより高まっていることがわかります。

また、2022年では4番目に投稿量が多かった家の中」が2023年では最下位となっており、また2023年では「食事」や「外出」が一つずつ順位を上げています。お出かけや買い物をするのを控えていたり、電気代高騰だけではなく物価も高騰しているため食費も見直している投稿が多くみられました。

電気代高騰によって発生している生活者のお困りごととその対応策とは?

生活する上で具体的な悩みに直結していそうなカテゴリの「お風呂」と「洗濯」に絞ったワードクラウドでの頻出単語を調査しました。

 

  • お子様がいる、家族の生活リズムにばらつきがある家庭は電気代を節約することが難しいようです。
  • 節約のため冷水で風呂掃除を行っているようです。汚れに関してはお湯のほうが落ちやすいため、汚れが残っているのではないかと不安になっているのではないでしょうか。

  • 節約と便利さどちらを取るべきか悩む投稿も多くあります。
  • 電気代がかかる乾燥機の利用を控えているユーザーや乾燥時間短縮に繋がるランドリーボールを使用し始めたユーザーもいるようです。

いかがでしたか?

 

ソーシャルリスニングは、生活者の自発的な発言をスピーディーかつ大量に収集することに加え、生活者の変化やお困りごとを探索することができます。

 

ソーシャルリスニングの難しい点として、情報量が膨大で精査が難しいことが挙げられますが、Brandwatchでは「自動除外機能=クエリに複雑な除外条件文を書くことなく、設定した分野の投稿が取得されないようにすることができる機能」やカテゴリ機能=取得した投稿データを更に分類して深堀分析しやすくする機能」を搭載しております。

 

分析結果はマーケティング戦略、商品開発などビジネスに活用することができますので、

少しでもご関心をお持ちいただけたようであれば、ぜひお気軽にお問い合わせください。

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