こんにちは。ブレインパッドBrandwatchチームの飯塚です。
6月といえば、ウェディングシーズンですね。
ブライダル業界においてInstagramは、結婚式の計画、準備、インスピレーションの源、ベンダーとの接触など、多くの側面でウェディングに関連し非常に重要な役割を果たしています。
今回はInstagramデータでウェディング分析をしました。
分析結果だけではなく、Instagram分析のコツ(データクレンジング)も紹介します。ご参考になれば幸いです。
※本記事は、あくまでも自社ツール「Brandwatch」を用いたソーシャルメディア分析の結果や傾向をまとめたものとなります。ご承知おきください。
都道府県別の投稿量
2023年1月1日~5月31日で 結婚式と都道府県名を含む 投稿量を調査しました。
最も多いのが東京、次が大阪、そして3番目に多いのは京都となっています。
これは婚姻率が高い都道府県ランキングが投稿量でも上位にきていることがわかります。
(※参考記事:47都道府県別に見る「世帯の状況」…「婚姻率、離婚率」と「共働き世帯」…)
婚姻率と比較すると兵庫の投稿量が多いです。結婚式場人気ランキングでも上位に入る結婚式場(例:ORIENTAL HOTEL)が多数あることも理由の1つかもしれません。
演出別の投稿量
2023年1月1日~5月31日で 結婚式と演出関連のキーワードを含む 投稿量を調査しました。
子供・ペット、フラワーシャワー、結婚証明書の順番で投稿が多いです。
結婚式情報サイトで発表されている、新郎新婦がやってよかった挙式演出ランキングTop5内と比較すると、フラワーシャワー、結婚証明書、ベールダウンの演出がランクインしていることから、新郎新婦側からもゲスト側からも印象に残りやすい演出であることがわかります。
参考サイト:【2023年最新】結婚式での人気演出最新ランキング
結婚式関連のハッシュタグランキング
Instagramで#結婚式関連のハッシュタグランキングTop40は以下の通りでした。
挙式予定の花嫁を表現する「プレ花嫁」を使ったハッシュタグがいくつかランクインしていることから、結婚式準備を考えている人たちの情報収集としての役割を担っていることがランキングからもうかがえます。
またTop40にランクインしていませんでしたが、「#アニ嫁(アニヴェルセル)」、「#ララ嫁(ララシャンス)」といった「#式場名+花嫁」という実際にどこの式場で挙式したかわかるハッシュタグも見つけることができました。
自由な結婚式スタイルの流行
2023年1月1日~5月31日で「#結婚式」を調査したところ、以下の様なちょっと変わった演出や形式の投稿が見つかりました。
自分たちの個性を出すため、思い出としてより印象に残りやすくするため、変わった演出や形式を取り入れる傾向があるようです。
個人の表現と多様性を尊重する現代においては、オリジナリティ溢れる結婚式や自由なスタイルが当たり前になってきているのではないでしょうか。
Instagram分析のコツ:データクレンジングについて
ユーザーの生活の中の一部としてSNSが浸透している世の中では、企業がユーザーとのタッチポイントとして「SNS」を使ってプロモーション活動を行っています。
また、Instagramは写真やビデオを主軸としたプラットフォームであるため、自身の作品(イラストやコスプレ等)を投稿するユーザーも多く存在します。
市場分析において、ユーザーの本音や意見を正確に捉えるために、上記のような企業側のプロモーション投稿や分析テーマと関係のない投稿を除外することが重要です。
今回は、投稿をクレンジングする際に使用したテクニックを紹介します。分析のご参考になれば幸いです。
- 店舗アカウントの投稿を除外したい場合は、「電話番号」「住所」を除外
- 「☎」や「📞」といった絵文字・「営業時間」「定休日」などのスケジュール関連のキーワードも除外対象とすることがおすすめです。
- 商品やサービス紹介投稿を除外したい場合は「送料」「問合せ」を除外
- 一見関係のないキーワードでも何かしら商品紹介投稿内にハッシュタグが使用されている場合があります。
- ファン投稿の可能性が高い「#イラスト」や「#コスプレ」は除外
- 好きなキャラのファンアートやコスプレの投稿が取得される可能性が高いです。
いかがでしたか?
Instagramデータを活用したソーシャルリスニングは、トレンドや話題の把握により、市場の最新動向を把握することができ、マーケティング活動の効果的な意思決定や戦略立案のヒントとなります。
少しでもInstagram分析に興味、関心をお持ちいただけた方はぜひお気軽にお問い合わせください。