EDFエナジー(EDF Energy)

  • エネルギー
  • ブランド調査

EDFエナジー(EDF Energy)

事例のポイント

自社ブランドの計測においてデジタルデータを取り入れる際には、データ活用の指針となる軸を定義されることが重要
リアルタイムにブランド計測が可視化されるダッシュボードは、社内の共通理解を促進
ビジネス成長につなげるためのブランド計測をBrandwatchが実現

 

EDFエナジー(EDF Energy)のご紹介

EDFエナジー(EDF Energy)社はイギリスの総合エネルギー企業であり、家庭や工場などを対象にした発電、ガス小売を英国全土に渡って提供している。雇用している人員は20,000名を超え、570万以上の顧客取引を扱っています。
再生可能エネルギーへの投資、低炭素原子力への投資、ゼロカーボン電気(CO2排出量ゼロ)の生成など、エネルギー提供業者として信頼性と社会貢献性の高い取り組みを行っています。

EDFエナジー(EDF Energy)社が抱えていた課題

課題の背景

通常、「気づき」「考察」「支持」などに関するさまざまな従来型のレポートを使用して、ブランドというものは計測されています。
そして、大多数の企業はこれらのレポート作成をしており、一般の人々が自社ブランドをどのように認識しているかを追跡するために重要であると考えています。
EDFエナジー社は、ブランドにとってデジタルは大部分を占める無視してはならない重要なデータと認識し、従来型のレポートを補完要素としてデジタルデータを活用すべきだと考えていました。
しかし、この豊富なデータをどう活用していけばいいのか、その方法について模索しており、自社内での解決に課題を感じていました。
 

 

 

課題解決のために行った施策

Brandwatchを活用した行った施策

ポイント①:ブランド計測のためのデジタルデータ活用に向けたワークショップの実施
ポイント②:ブランド計測のためのダッシュボード作成(自動更新)
ポイント③:ブランド計測結果による企業価値の可視化

ポイント①:ブランド計測のためのデジタルデータ活用に向けたワークショップの実施

Brandwatchは、デジタルデータ活用にあたりEDFエナジーが求めていることと、以下の項目を定義するためのワークショップを実施しました。

【ブランド測定にデジタルデータを活用するための定義すべき主要項目】
 1.企業価値として重要項目
   ワークショップでの質問例:「ブランドの何を測定したいですか?」
 2.1.の指標となるデジタルデータ
   ワークショップでの質問例:「1.の計測において利用可能なデータソースは何ですか?」
 3.1.で洗い出したそれぞれの評価係数
   ワークショップでの質問例:「1.で洗い出したものの重要度を設定しましょう」
 4.定点観測項目
   ワークショップでの質問例:「定点観測する目的は何ですか?」

ポイント②:ブランド計測のためのダッシュボード作成(自動更新)

ワークショップでは、EDFエナジー社におけるブランドの重要事項を定義し、それぞれの項目は、重要性に応じて重み付けされたデジタル指標として可視化出来るようにしました。マッピングされたデジタル指標は、毎月自動化されたスプレッドシートのレポートに反映させました。

【EDFエナジー社における重要事項】
  ・顧客
  ・サービス提供形態
  ・通知形態
  ・評価
  ・成長
  ・ロイヤリティや支持

ポイント③:ブランド計測結果による企業価値の可視化

Brandwatchが作成したダッシュボードにより、以下の効果が得られました。

 ・自社ブランドにおける重要事項の定義と一般消費者のブランド認識を反映したデジタル指標の確立
 ・うまくいっている領域と改善が必要な領域の可視化
 ・自動レポートの可視化を通じて、社内におけるデジタル活用の認知向上

EDFエナジー社はBrandwatchによるダッシュボードの機能拡張を進めていただき、現在、Brandwatchイベントでのご登壇や事例協力などBrandwatchと良好なパートナーシップを構築させていただいております。

まとめ

■ 自社ブランドの計測においてデジタルデータを取り入れる際には、データ活用の指針となる軸を定義されることが重要
■ リアルタイムにブランド計測が可視化されるダッシュボードは、社内の共通理解を促進
■ ビジネス成長につなげるためのブランド計測をBrandwatchが実現

 
 

 

 

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ウォルマート(Wal-Mart Stores, Inc.)

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ウォルマート(Wal-Mart Stores, Inc.)

事例のポイント

世界最大規模ゆえに立ちはだかった、ソーシャルインテリジェンスの組織的な受け入れ障壁
競合他社調査プロジェクトを従来の3分の1のコストで実現し、経営層の判断材料としてもソーシャルインテリジェンスの社内活用の幅を広げた
社会的な内容の企業声明による影響力が、商品市場や金利変動にも及んでいることを可視化
Brandwatchなどのツール活用が会社のサイロ化を撤廃し、組織間によるデータやインサイトの共有へと変革することができることを確信

 

ウォルマート(Wal-Mart Stores, Inc.)のご紹介

米国経済誌フォーチュンが発表する世界500社番付によると、ウォルマートは世界最大の収益を誇り、220万名の従業員を擁する世界最大の民間企業である。
ウォルマートは、店舗やオンライン、モバイル機器の活用を通して、適正価格かつ生活の質を向上させることで世界中の消費者に貢献している。
世界28ヵ国における72の屋号での11,600以上の小売店舗ならびに11ヵ国におけるEコマースサイトを運営しており、毎週延べ2.6億人以上のお客様が利用しています。
2015年度には約4,857 億ドルの売上高を記録しています。
ウォルマートは、サステナビリティや、社会的慈善事業、雇用機会の提供といった分野におけるリーダーとしての地位を今後も確立していきます。

ウォルマート(Wal-Mart Stores, Inc.)社が抱えていた課題

展望と現状

ウォルマートは、潜在ニーズを含めた市場/顧客理解と自社ブランドへの熱狂的なファン創出(アドボカシープログラム)の計画策定中にあります。
まずはテクノロジー面からの計画実行に着手し、複数の領域や組織を横断させて上記の仕組みを構築する予定です。
将来的にはグローバルセキュリティや企業戦略などの別領域への展開計画も視野に入れており、公開情報調査(オープンソース・インテリジェンス)やその他多種多彩な潮流に対しても積極的に取り組む予定です。

当事例でのご紹介内容

今回、ウォルマートのチャンドラー ウィルソン氏(Dorector of Analytics and Insights, WALMART.)に同社の見解を伺いました。
ウィルソン氏は新しいテクノジーや潮流から適切なものを目利きとして選定し、それをウォルマートに円滑に取り入れることを担っています。
これらの新しい取り組みは、ウォルマートの事業展望を具体化する重要要素でもあります。

ウィルソン氏による「ソーシャルインテリジェンスを全社的に取り入れた際の具体的な内容、解決の突破口、成果」の詳細は以下よりダウンロードいただけます。
 

 

 

課題解決のために行った施策

Brandwatchを活用した行った施策

ポイント①:社内のマインドシフトへの働きかけ
ポイント②:あらゆるデータを組み合わせインサイトを社内展開すること
ポイント③:企業活動による社会的影響力の可視化

ポイント①:社内のマインドシフトへの働きかけ

ウィルソン氏の挑戦とは、非アナリティクス系のメンバーに「どこに・どうやってインサイトを見出すか」を明示することでした。
加えてデータそのものに疑問を感じる層や、分析そのものを仕事を奪うものであると捉えている層へのマインドシフトを促す必要がありました。
バイアスのかかっていない、よりクリーンな情報であるソーシャルデータの持つ特性への理解、ヒトにしかできないインサイトの考察価値訴求に取り組みました。

ポイント②:あらゆるデータを組み合わせインサイトを社内展開すること

取り扱いテーマ選定や、体制構築により高解像度のデータ分析を活用した戦略立案も担います。
CEO報告事項に含まれる分析成果も実現しており、最近のチームによる成果として競合他社調査があります。その成果は有益なインサイトの発見のみならず実現コストを従来の3分の1に抑えたことも含まれます。
アーカンソー本社にソーシャル分析コマンドセンターを設置し、Brandwatchなどのツールを活用することでウォルマート内の誰もが、わかりやすく視覚的に魅力的な方法で分析に慣れることができるような環境構築を進めています。

ポイント③:企業活動による社会的影響力の可視化

本社を置いているアーカンソー州の知事に対して、LGBT差別を正当化する「表現の自由保護法(別名:宗教の自由法)」(宗教的信念に基づき、同性婚に関するサービス提供を断ったり、LGBTの入店を拒否することを認める州法)への再検討を求めました。
2015年の初めに、ウォルマートは従業員に支払った最低賃金を連邦の最低賃金よりも高くすると発表しました。それに続き、いくつかの高度な分析を実施し、当発表と世界通貨市場との関係性を発見しました。ウォルマートは、企業声明が商品市場に影響を与えること、さらには金利変動にも関連付けられることを実証しました。
この影響力の可視化は社内に驚きをもたらしました。こうした企業活動による影響力もビジネスにとって重要事項であることから、ソーシャルインテリジェンスに対する社内認知は向上しています。

今後の展望

利用できるデータが多ければ多いほど、データがすべての組織に影響を与える可能性があることに気づきます。
ウォルマートは、コミュニケーション、マーケティング、サプライチェーンなど、複数部門が関与するビジネス戦略に取り組みます。
Brandwatchなどのツール活用が、会社のサイロ化を撤廃し、組織間によるデータやインサイトの共有へと変革することができると確信しています。
「あるインサイトが見つかると、それから派生されるアイディエーションがなされます。現在、インサイトチームは意思決定権限を有していませんが、インサイトの活用には権限が必要です。ここに改善の余地を感じています」とウィルソン氏は話します。

ウィルソン氏による「ソーシャルインテリジェンスを全社的に取り入れた際の具体的な内容、解決の突破口、成果」の詳細は以下よりダウンロードいただけます。
 
 

 

 

フェンダー(Fender Musical Instruments Corporation )

  • 製造業
  • ブランド調査
  • 消費者の動向検知

フェンダー ※Crimson Hexagon導入事例

「Crimson Hexagon」はソリューションを「Brandwatch」ブランドに統合し、より強力なソーシャルメディア・アナリティクスプラットフォームとして生まれ変わりました。
本事例は、弊社のCrimson Hexagonサイト上に掲載している導入事例の転載となります。
※ブレインパッドは、2013年より「Crimson Hexagon」と日本国内唯一の販売代理店契約を締結し、ブランド企業を中心に数多くのクライアントにソーシャルメディアアナリティクスツールの導入と活用支援を行ってまいりました。
その豊富な実績を評価され、このたび「Brandwatch」からも公式ディストリビューションパートナーに認定されました。

  

事例のポイント

顧客インサイトを深堀しビジネス戦略に活用
ソーシャル上のファンを8か月で100万人増加させる

 

フェンダーとは?

1946年にレオ・フェンダーがカルフォルニアに創業した、エレクトリック・ギター、アンプ等の製造を行っている世界屈指の楽器メーカーです。
同社の製造している機器やアンプは、ロックのジャンルに留まらず、カントリー、ジャズ、ブルース等、多種にわたり利用されています。
また、初心者から世界的に有名なアーティスト(ジミ・ヘンドリックスやカート・コバーンなど)まで多くの人々に長く愛用されるメーカーです。

 

フェンダー社が抱えていた課題

問題点

① 顧客情報がない
② 成功や失敗の要因を理解していない

理由

ブランド力だけで販売できるため

世界最高のエレキギターの評判も相まって、フェンダーはギターの販売するために多くの販売活動をする必要はありませんでした。
新モデルのギターを作成し、その製品をギターショップに配送し、売れるのを待つだけで良かったのです。この販売方法で問題がなかったため、フェンダーはこの手法にて長くにわたり運用してきました。
そのため、フェンダーは顧客情報もなく、成功や失敗の要因についても理解していませんでした。
 

 

 
 

課題解決のために行った施策

自社でソーシャルメディア分析を行いデータを活用したマーケティング戦略を立てる

フェンダーはマーケティング戦略にはデータを用いて組み立てる必要があると気づきました。
多額の予算を費やし、外部会社にレポートを作成してもらうのではなく、フェンダーが自らソーシャルメディア分析を行い、顧客インサイトを深堀し、そのデータをマーケティング戦略へ活用する必要があると思いました。
 

課題解決のために行った施策

Crimson Hexagonを活用して行った4つの施策

① 既存顧客分析

② 新規顧客の特定とリサーチ

③ 潜在的な危機についてのモニタリング

④ 新規プロダクトキャンペーン発案

Crimson Hexagonを用いて、ファンのインサイトを可視化し、新たなマーケットを見出し、企業の状態分析、製品の発売戦略を組み立てました。以下からは4つの施策の詳細について解説します。

① 既存顧客分析

現在の顧客・ファンを理解する

ソーシャルメディアのデータをマーケティング戦略に役立てるため、ソーシャルメディア上の主要な意見に着目することから始めました。
どのコンテンツ・内容が反響しているのは理解するために、典型的にシェアされている投稿毎のカテゴリーを作成し、どのようにエンゲージされているのか可視化しました。

② 新規顧客の特定とリサーチ

女性ギタリストの投稿の大半がエレキギターに関する話題

これらの女性ギタリストは他社ブランドやストアで未だターゲット層となっていないこともわかりました。

一般のギターショップは男性が占領しておりあまり行きたくない

ギターショップは男性が占領している雰囲気を感じ、必要以上にオプションが多いことから、一般のギターショップに行きたくないと思っていることも発見できました。

③ 潜在的な危機についてのモニタリング

フェンダーに関する画像の不適切な利用を発見

フェンダーはCrimson Hexagonを活用して、企業分析と潜在的危機のモニタリングを行っています。
2016年のアメリカの共和党全国大会にて、フェンダーの象徴的なヘッドストックが大会ロゴに使用されていることが発覚しました。
状況を分析した後、当初の時点では事を荒げない方が良いとの決断にいたしました。しかし、ソーシャル上での会話内容の傾向が変化した場合には、アクションを起こす必要があるため、内密に状況を監視していました。

分析結果から分かったこと

大会ロゴに関するセンチメント分析は特に注意しモニタリングしていました。
フェンダーギターイメージの不当利用に関するAngerのセンチメントを可視化すると、フェンダーへのAngerはなく、大会運営に直接のAngerのセンチメントがあることがわかりました。
このイメージの不当利用に対して人々が落胆していることから、フェンダーの強みと評判を証明することができました。

④ 新プロダクトキャンペーン発案

ターゲット層へのアプローチ
#MyFleaStyleキャンペーンの企画

分析結果から分かったこと

大会ロゴに関するセンチメント分析は特に注意しモニタリングしていました。
フェンダーギターイメージの不当利用に関するAngerのセンチメントを可視化すると、フェンダーへのAngerはなく、大会運営に直接のAngerのセンチメントがあることがわかりました。
このイメージの不当利用に対して人々が落胆していることから、フェンダーの強みと評判を証明することができました。

ターゲットへのアプローチ

この顧客インサイトの分析結果から、 #MyFleaStyleキャンペーンを実施しました。このキャンペーンでは自分の独特な音楽スタイルを写真でアップすることを呼びかけました。
Fleaが投稿された写真から優勝者を決め、優勝者には新しいベース商品がプレゼントされました。数々の投稿からファンのインサイトを分析できたため、キャンペーンは成功しました。

まとめ

現在の顧客・ファンを理解する
■新たなターゲット層の可視化
■ 潜在的な危機についてのモニタリング
新規プロダクト発案のためのデータ収集

 
 

 

 

ビーコンコミュニケーションズ株式会社

  • サービス業
  • ブランド調査

ビーコンコミュニケーションズ株式会社 CRM Strategic Analytics Manager

白井 俊行氏

ダイレクトマーケティングやデータベースマーケティングにおける分析経験と、クライアントのビジネス課題をコミュニケーションで解決する戦略プランナーの両方の経験を持つ。担当領域は、売上分析、CRMデータの分析、ウェブ解析、ソーシャルリスニングなど多岐にわたる。2016年8月より現職にてCRMのスペシャリストとして活躍。

ビーコンコミュニケーションズ ※Crimson Hexagon導入事例

「Crimson Hexagon」はソリューションを「Brandwatch」ブランドに統合し、より強力なソーシャルメディア・アナリティクスプラットフォームとして生まれ変わりました。
本事例は、弊社のCrimson Hexagonサイト上に掲載している導入事例の転載となります。
※ブレインパッドは、2013年より「Crimson Hexagon」と日本国内唯一の販売代理店契約を締結し、ブランド企業を中心に数多くのクライアントにソーシャルメディアアナリティクスツールの導入と活用支援を行ってまいりました。
その豊富な実績を評価され、このたび「Brandwatch」からも公式ディストリビューションパートナーに認定されました。

 

グローバル企業のコミュニケーション戦略を 支援するビーコンコミュニケーションズ

──貴社の事業内容をお聞かせください。

ビーコンコミュニケーションズは、フランスの広告グループ「ピュブリシスグループ」の一員として、コミュニケーション戦略の立案から実施に至るまでをワンストップで提供する総合広告企業です。
主なクライアントは、フィリップモリスジャパン、プロクター・アンド・ギャンブル・ジャパン、日本マクドナルドといったグローバル企業です。
私は、CRM Strategic Analytics Managerという立場から、主にクライアントのコミュニケーション戦略の策定に必要な各種データ分析や、分析結果にもとづく施策改善を支援しています。

 

アナリストが求める本格的なソーシャルリスニングが可能な“最強のツール

──「Crimson Hexagon」を導入した経緯をお聞かせください。

生活者がソーシャルメディアへ接触する時間が年々増加しており、クライアントからはソーシャルデータを活用したいという相談を非常に多く受けます。

特に多いのは、“投稿内容から生活者の行動やインサイトを把握したい”というものです。 弊社では、これらのニーズに応えるべく、国内外のありとあらゆるソーシャルリスニングツールを使って分析してきました。
今まで使ってきたツールはどれも一長一短で、ライトな使い方をするにはいいのですが、本格的に分析しようとすると機能が足りませんでした。

そこで、Crimson Hexagonを使ってみたところ、アナリストが求める本格的な機能が揃っていたのです。
他のツールと比較し、抜きん出て処理速度などのパフォーマンスが良かったこともあり、Crimson Hexagonを採用することにしました。

Crimson Hexagonではないとできないことや作業が楽になることがたくさんあり、“最強のツール”だと思っています。
私は、CRM Strategic Analytics Managerという立場から、主にクライアントのコミュニケーション戦略の策定に必要な各種データ分析や、分析結果にもとづく施策改善を支援しています。
 

 

 

ソーシャルリスニング最大の目的は、人の心を動かす“Emotion”を把握すること

──なぜ、企業はソーシャルリスニングを行うのでしょうか?

「なぜ人はソーシャルメディアに投稿するのか?」ということから考えてみるといいでしょう。それは、人の心を動かす何かしらかの「Emotion(感情)」が生まれたからです。

例えば「新製品を友達にオススメしたい」「今までとは違う新たな体験があった」などのEmotionが働いた結果、投稿につながったのです。 ソーシャル上の話題を分析するということは、生活者の心を動かしたEmotion、つまり理由やきっかけが発見できるということです。

それらがわかれば、企業は効率的かつ効果的に商品企画・開発、キャンペーンの立案などが行えるでしょう。 そこで、Crimson Hexagonを使ってみたところ、アナリストが求める本格的な機能が揃っていたのです。
他のツールと比較し、抜きん出て処理速度などのパフォーマンスが良かったこともあり、Crimson Hexagonを採用することにしました。

Crimson Hexagonではないとできないことや作業が楽になることがたくさんあり、“最強のツール”だと思っています。 私は、CRM Strategic Analytics Managerという立場から、主にクライアントのコミュニケーション戦略の策定に必要な各種データ分析や、分析結果にもとづく施策改善を支援しています。

 

Crimson Hexagonの分析結果が、 アナリスト・ストラテジックプランナー・クリエイターの共通言語に

私たちアナリストは、クライアント向けのソーシャルメディア分析とレポート作成にCrimson Hexagonを使用しています。今までのツールでは、テキストマイニングツールを併用しないと実際の業務に耐えうるレポートの作成はできませんでした。

例えば、分析を行う際には、投稿内容をカテゴリ毎に分類してボリュームを把握したり、出現頻度や特定のワードと一緒に出現しているものなどを、最初に把握します。 他ツールは、分類の精度が低く、一度投稿データをダウンロードし、別のテキストマイニングツールで品詞ごとに分解し、特定のキーワードに分類したり、出現頻度順に並び替えるといった作業が必要でした。

Crimson Hexagonは分類精度が高いので、導入後はこの作業が圧倒的に楽になりました。
これらの作業がワンツールかつボタンひとつで行えるので、今まで数十時間かかっていた作業が数十分に削減できるなど大幅な工数削減につながっています。
その他の部門では、ストラテジックプランナーが競合分析に活用したり、ソーシャルメディア担当が新たな施策を考える上でのリサーチや競合分析に活用するなど、幅広い職種で20名以上のメンバーがCrimson Hexagonを利用しています。

アナリストによる本格的な分析業務から、企画立案のためのリサーチまで、どんな役割の人でも使えるオールマイティなツールだと思っています。
実際の業務では、アナリストが分析し、それをもとにストラテジックプランナーが戦略を立て、戦略をもとにクリエイターがコピーライティングや企画につなげる、といったように複数の立場の人間がクライアントのコミュニケーションプランを検討します。
それぞれの視点でCrimson Hexagonを利用しながら、いわば全員の共通言語としてこの分析結果を利用しています。

 

ツールに任せるところは任せ、本来人が行うべきことに注力するのが成功のポイント 

──これからソーシャルリスニングに取り組む方にアドバイスがあればお聞かせください。

本来、ソーシャル上の人々の投稿とは生々しいもので、それは投稿者の本音や感情などの表れだと思うのです。
ぜひ、投稿された“生の声”を、とにかくたくさん読み込んでみてください。

集計・分析された結果だけを鵜呑みにしていると、人の本音や投稿に至った背景が見えてこない危険性があります。
私自身も、実際にCrimson Hexagonの分析結果と生のソーシャルデータを見ながら、それらを理解するようにしています。

そのためにも、Crimson Hexagonのような万能なツールを利用し、不要なノイズを除外しながら分析を効率化し、そこから得た知見をもとに、機械ではできない人が行うべきインサイトの発掘や戦略・施策立案に注力できる時間をつくり出すことこそが、ソーシャルリスニングを成功させるポイントだと思います。

 
 

 

 

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