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ビジネス系メディアのニュースやコラムで毎日のように言及されるようになったDXですが、単なる流行語を越えて未来のビジネス状況を占うキートピックとしての注目度は下がることがありません。本記事では「2022年10月~12月」の期間で読まれた記事のランキングを紹介しますので、より深くDXを理解するためにお読みいただければ幸いです。
※2022年7月~9月のランキングはこちらからお読みいただけます。
▼DXの定義や意味をより深く知りたい方はこちらもご覧ください
「DX=IT活用」ではない!正しく理解したいDX(デジタル・トランスフォーメーション)とは?意義と推進のポイント
DXで問題になるのは、最新技術の応用方法やそれを可能にするための人材育成です。一部のエンジニアだけではなく、営業やマーケティングなど他のビジネスパーソンも仕組みや機能を理解して使いこなせるようになることが理想です。ここでは、機械学習の仕組みや人材育成に関する記事をご紹介します。
データ分析や活用というと、機械学習が一般的にはよく知られています。しかし、実際には機械学習はデータ分析の一手法に過ぎません。利用するビジネスパーソンが、複数の手法を比較して適したものを採用することが求められます。
数理最適化もまた、データ分析の手法の一つです。機械学習がデータの認識や分類、それを基にした予測などに力を発揮するのに対し、数理最適化は予測値に基づく意思決定を行う方法論と言えます。ECサイトで見られるレコメンデーション(おすすめ)機能は、数理最適化を活用した典型例です。
こちらの記事では、前後編で数理最適化の現在と可能性、ビジネス活用の手順についてお伝えします。
データを分析する専門家がいれば、ビジネスの現場でデータを生産的に活用できるわけではありません。データ分析の効果や限界、結果の解釈と外部への伝達能力などを持つ人材がいることで、初めてデータをビジネスの成果へつなげることが可能となります。
こうした観点から、ブレインパッドではセミナーや研修、組織立ち上げ支援を軸にしたデータ活用人材育成サービスを累計7万人以上のビジネスパーソンや企業に提供してきました。こちらの記事では、そうした経験から見えてきた人材育成成功のポイントをまとめています。データ活用人材にお悩みの方は、ぜひご一読ください。
画像認識は、機械学習の現場活用が進む領域の一つです。特に、深層学習(ディープラーニング)によって性能が飛躍的に向上し、人間の目よりはるかに迅速かつ正確な認識能力を活用できるようになっています。
その一方で深層学習にも技術的な課題が存在しており、現場活用にはメリット・デメリットを踏まえて判断することが求められています。
2022年後半にAIでの自動的な画像生成機能が一部で話題になったからか、AIと画像認識に関して説明したこちらの記事もよく読まれています。画像認識の技術動向から現場活用のポイントを幅広く解説していますので、画像認識領域へのAI活用を検討するなら必読です。
特集カテゴリでは、主にブレインパッドが開催したセミナーやイベントでの対談、インタビューを取り上げた記事がよく読まれています。今回のランキングでは、1位から3位まで人材育成関連の記事が占めており、DX推進において人材育成に関心を持つ読者が多いことを伺わせました。
りそなホールディングス様は、銀行業で唯一DX銘柄に選出されるなど業界におけるDXを主導しています。特に、スマホで銀行サービスを利用できる「りそなグループアプリ」は高く評価されており、リリースしてから4年で500万ダウンロードを達成しました。
そんなりそなホールディングス様のDXを推進するのが、データ分析組織である「データサイエンス部」です。こちらのインタビューでは、組織立ち上げの背景やデータ活用の社内推進過程、今後の展望についてお話しいただいています。
ナレッジランキング2位の「DX時代に不可欠な、データ活用人材を育成するコツとは~累計7万人以上の育成経験を通して見えてきたこと~」の金融業界事例ですので、こちらも併せてご覧ください。
アサヒグループジャパン様も、デジタル活用を軸としたビジネス改革に取り組まれる過程で人材育成に強い課題意識を持っていました。従来の人材育成の枠組みだけでは社員全員を対象としたデジタル活用やデータ分析の研修は困難であったことから、新たに立ち上げた組織「Value Creation室」の予算の一部を回すことで新たな人材育成・開発が可能となりました。
こちらの記事では、アサヒグループジャパン様の試行錯誤やグループとしての目標、実際の研修内容とブレインパッドの支援内容までお伝えしています。前後編で盛りだくさんとなっており、まさに人材育成の現場の声を知ることのできる貴重な内容です。
3位もアサヒグループジャパン様の記事となりました。2位の記事が役員の野村和彦様との対談であるのに対し、こちらはデータ活用組織「Value Creation室」のシニアマネージャーのお二人、そしてブレインパッドのデータ活用人材育成サービスの責任者二人へのインタビュー記事です。
2位の記事よりも、現場の課題感や研修への熱意などが伝わる内容になっています。両方お読みいただくと、アサヒグループジャパン様の取り組みを一層深く理解いただけるのではと思います。
こちらのランキングは時勢の影響を受けつつ、DXの基本的な説明記事が相変わらずよく読まれています。「DXの何が注目を集めているのか」を知るためにも、業界やポジションにかかわらず目を通していただく価値があるのではと思います。
DXの定義や歴史、日本企業の課題をまとめた記事が前回に引き続き1位となりました。ブレインパッドの支援したお客様事例も含まれていますので、概要に加えて実際のDX推進のケースも把握できる内容になっています。
まずはこちらの記事から、DXの概要をつかんでいただければ幸いです。
こちらは2022年12月リリースの最新記事で、働き方改革関連法の施行によって指摘されるようになった運送業界の「2024年問題」を解説した内容です。トラックドライバーの過重労働や人手不足など、業界の構造的な課題にメスを入れるものであり、荷主と業界が一体となって早急な解決に努める必要があります。
業界の現状と課題、対応策について理解を深めていただければと思います。
2022年10月の岸田首相による所信表明演説の中で「リスキリング」という言葉が使われたためか、こちらの記事のアクセスが増えています。演説では「成長分野に移動するための学び直し」とされたリスキリングですが、DXの人材育成の文脈でもしばしば用いられる言葉です。
すでにご紹介したりそなホールディングス様やアサヒグループジャパン様の人材育成事例も、既存社員を対象としたリスキリングに焦点を当てたものだったと言えます。そんなリスキリングの概要や推進方法を理解するのであれば、こちらの記事がおすすめです。
2022年10月~12月の傾向としては、DX推進の重要ポイントである人材育成に関する記事がアクセスを多く集めるものとなりました。全社員がデータを活用して価値を生み出してこそのDXであり、一部の専門社員の外部獲得・内部育成では済まないことから、従来の人材育成の枠組みを取り払って戦略を再検討する必要があると言えるでしょう。
この際、デジタルやデータ活用に強い企業とパートナーシップを結ぶことが欠かせないと考えられます。ブレインパッドではデータ活用人材育成サービスを長く手がけておりますので、ご興味がございましたらぜひ一度お問い合わせください。
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