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【AI導入事例】百貨店のマーケティングデータ基盤を構築(株式会社そごう・西武)

公開日
2020.10.30
更新日
2024.03.07

※本記事は、ブレインパッドが運営する人工知能ブログ「+AI」に掲載されている記事の転載版になります。

店舗での接客以外でもOne to Oneマーケティングを実践するために、さまざまな部門に散在しサイロ化していた顧客データを活用するためのデータ基盤を「Microsoft Azure」を活用してスピーディに構築しました。

Solution:解決策

データ基盤構築プロジェクトは日本マイクロソフトの協力のもと進められ、プロジェクト開始のわずか2ヶ月後には「Microsoft Azure」を活用したプライベ―トDMPを構築しました。
そごう・西武様が保有する顧客データは、さまざまな部門に散在しサイロ化していましたが、本プロジェクトでは、そのサイロ化を一気に解消しようとするのではなく、まずは実際の店舗にて顧客データを活用する実証実験を行い、その成果を見ながらデータの統合を進めるというアジャイル型の進め方を選択しました。
プライベートDMPの構築後、店舗の販売員がデータを活用したマーケティング活動を実施したところ、メール配信後に実際に来店し購買に至った割合が5%となるなど驚異的な効果を生み出した成功事例も生まれており、今後はその成功体験をもとにデータ活用店舗の拡大や大幅な機能拡張などを実施し、顧客データの活用領域をより広げていく方針です。


Subject:課題


企業理念である「想像以上の提案で、お客さまに発見を。」を体現するOne to Oneマーケティングを行うにあたり、お客様のことを深く知るためのデータ基盤整備が不可欠でした。当時は、さまざまな部門に顧客データが散在しサイロ化しており、一気に進めては時間もコストもかかりすぎてしまいます。そこで、まずは実際の店舗にて顧客データを活用する実証実験を行い、その成果を見ながらデータの統合を進めるというアジャイル型の進め方が求められていました。


Achievement:導入後の成果

・プライベートDMPの構築後、店舗の販売員がデータを活用したマーケティング活動を実施したところ、メール配信後に実際に来店し購買に至った割合が5%となるなど驚異的な効果を生み出した成功事例も生まれました。
・売り場で働く販売員からも”データの活用によって、もっとお客様へ発見という消費体験を提供していける” という実感が生まれ、自発的なデータ分析や提案が生まれるようになりました。


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株式会社ブレインパッドについて

2004年の創業以来、「データ活用の促進を通じて持続可能な未来をつくる」をミッションに掲げ、データの可能性をまっすぐに信じてきたブレインパッドは、データ活用を核としたDX実践経験により、あらゆる社会課題や業界、企業の課題解決に貢献してきました。 そのため、「DXの核心はデータ活用」にあり、日々蓄積されるデータをうまく活用し、データドリブン経営に舵を切ることであると私達は考えています。

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