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金融業界のDX関連記事7選【2022年5月】

公開日
2022.06.02
更新日
2024.02.21

DXを推進するには、自社や自業界の事情を踏まえる必要があります。金融業界も例外ではありません。そんな金融業界でも、ブレインパッドは数々のプロジェクトを成功に導いてきました。今回は、ブレインパッドの経験をまとめた記事のなかで参考になるものを7つご紹介します。

リスキリングの意義などをより深く知りたい方はこちらもご覧ください。
なぜ今「リスキリング」が必要なのか?DX時代に生き残るための、人材育成の考え方と3つのステップ

金融業特有のデータ事情とは?

複数の部門がデータ取得を進めた結果、同じお客様のデータが別々のデータベースに分散してうまく管理できなかったり、大量のメルマガを送りつけてお客様に鬱陶しい思いをさせてしまったりするケースがあります。

また、金融機関ではオンラインだけでコミュニケーションが完結しないサービスも多く存在することから、オンラインとオフラインをスムーズに連携させることが必要不可欠です。

このような金融業界特有のデータ事情を踏まえて、ブレインパッドは「ツールの導入」ではなく「データの統合」が喫緊の課題と捉えています。データの価値を最大化するための基本的な考え方を以下の記事でご説明していますので、ぜひ参考にしてください。

金融×デジタルマーケティング~サイロ化されたデータの価値を最大化する方法~


データ活用人材、銀行内でどう育成する?

「データ活用人材」というと、データサイエンティストやシステムエンジニアのようなデータ関連業務の専門家・担当者をイメージするかもしれません。しかし実際には、営業担当や広報、管理部門など現場レベルの担当者が「データ活用人材」とならなければ、データをビジネスの成果に結びつけることはできないでしょう。

したがって、全社的な人材育成の取り組みが求められることになります。ブレインパッドでは、DX人材の育成サービスを手がけており、金融機関を含め豊富な経験を有しています。三菱UFJ銀行様の事例と育成ポイントの解説記事をご紹介します。

DX時代に不可欠な、データ活用人材を育成するコツとは~累計7万人以上の育成経験を通して見えてきたこと~

【ブレインパッドが支援したDXの成功事例5選を紹介!①】業種・職種を超えて変革を起こすデータ活用の力


データ分析組織、どう立ち上げる?

データ活用を全社的に根付かせるためには、その取り組みの中核となるチームが欠かせません。ただ人材育成を行うだけでは、データ活用の業務が属人化しがちだからです。

この点から見ると、ブレインパッドが支援したりそなホールディングス様の事例がとても参考になります。スマートフォンでさまざまな金融サービスを提供する「りそなグループアプリ」を始め、DXに注力するりそなホールディングス様は、データ活用を推進する中核組織として「データサイエンス室」を立ち上げました。

データ活用の推進と組織改革の取り組みについてご説明していますので、以下の記事をぜひご覧ください。

金融DXで先行するりそなホールディングス データサイエンスの専門家と共にデジタル変革の自走化を目指す

【前編】「データサイエンス」で変える金融DXの未来~DOORS BrainPad DX Conference 2021~Cross-Talk Session

【後編】「データサイエンス」で変える金融DXの未来~DOORS BrainPad DX Conference 2021~Cross-Talk Session

グループを横断した統合データ基盤構築、どうすればうまくいく?

データ活用の第一段階として、全従業員がデータにアクセスできる仕組みづくりが挙げられます。セキュリティやデータ管理の都合上、特定の管理部門しかアクセスできないようなメインフレームのなかにデータが蓄積されていることが多いのです。

決してストップできない既存業務と並行して、新たなデータベースを構築することは容易ではありません。いうまでもなく、金融機関には高いセキュリティ機能が求められます。以下の記事では、山口フィナンシャルグループ様の事例を取り上げています。ぜひご覧ください。

【ブレインパッドが支援したDXの成功事例5選を紹介!②】食の安心・安全貢献、ビジネスモデルの変革、伝統技術の継承など

デジタル接客サービスの拡充方法とは?

低金利や他業界からの参入を含めた競争激化など、金融機関を取り巻く環境は厳しさを増しています。そうしたなかで、Webサイトやアプリを含めたオンラインサービスの拡大によって新たな顧客層の取り込み、既存顧客との関係強化を図る金融機関も出てきました。

横浜銀行様は、そんな事例のひとつです。非対面チャネルの構築によって、お客様一人ひとりに合わせた“One to One”の対応を実現させる試みをぜひ参考にしてください。

【ブレインパッドが支援したDXの成功事例5選を紹介!③】マーケティングDXの実現事例~テーマはOne to One~

まとめ

金融業界では、高いセキュリティが求められるがゆえにデータベースへのアクセス権限が一部社員に限られ、データ活用が困難となるケースが多くあります。

新たなデータ基盤を構築したうえで、データ活用に向けた人材育成に取り組むことで、りそなホールディングス様や横浜銀行様のようにチャネル拡大を目指すのが典型的な「DX推進」の道筋となるでしょう。

ぜひ先行事例を参考に、自社のDX推進の参考にしていただければ幸いです。

▼DXの定義や意味をより深く知りたい方はこちらもご覧ください
「DX=IT活用」ではない!正しく理解したいDX(デジタル・トランスフォーメーション)とは?意義と推進のポイント

DX人材に関しては下記の記事も是非ご覧ください。

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株式会社ブレインパッドについて

2004年の創業以来、「データ活用の促進を通じて持続可能な未来をつくる」をミッションに掲げ、データの可能性をまっすぐに信じてきたブレインパッドは、データ活用を核としたDX実践経験により、あらゆる社会課題や業界、企業の課題解決に貢献してきました。 そのため、「DXの核心はデータ活用」にあり、日々蓄積されるデータをうまく活用し、データドリブン経営に舵を切ることであると私達は考えています。

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