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最終更新日:2023.11.28
※本記事は、ブレインパッドが運営する人工知能ブログ「+AI」に掲載されている記事の転載版になります。
社内外に埋没しているテキストデータ(非構造化データ)を掘り起こして気づきを促すしくみを提供するサービスの一機能として、「作成中のドキュメントを自動解析し、ドキュメント作成に必要なナレッジをリアルタイムで診断する機能」の開発を支援しました。
仕様書や提案書などのドキュメントは案件ごとに内容が異なり、個人の経験と知見にもとづいて作成されているため、品質のばらつきや余計なコストが発生することがあります。一方で、社内外には類似するドキュメントデータが存在し、それらのナレッジを抽出することによってドキュメント作成のプロセスが効率化できると考えられていました。そこで、作成中のドキュメントの内容を自動解析し、必要なナレッジをレコメンドする機能の開発を実現させるため、「キーワード抽出技術」、「辞書自動生成機能」、「検索条件自動生成機能」の開発を支援しました。
仕様書や提案書などのドキュメントを作成する際、作業プロセス毎に必要なナレッジがありましたが、それらは社内外にテキストデータ(非構造化データ)として埋没していました。そのため、ドキュメントの内容に抜け漏れが生じたり、各プロセスに対して必要なナレッジを調べるのに時間がかかり、限られたリソース内で適正なドキュメントを作成するのは困難な状況でした。
社内外に埋没しているテキストデータ(非構造化データ)を 掘り起こして以下のような気づきを発見できる機能拡張を実現し、業務の効率化を実現しました。
・現在作成中の文書と類似する文書から検討すべきポイントを発見
・社内のガイドライン(ルール)視点で自身の文書の検討漏れを確認
・新しい製品を企画する際に、類似する文書から参考となる情報を入手
・文書を作成するにあたり、当該製品で発生した過去の不具合事例を発掘
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