メルマガ登録
最終更新日:2023.11.28
※本記事は、ブレインパッドが運営する人工知能ブログ「+AI」に掲載されている記事の転載版になります。
店舗での接客以外でもOne to Oneマーケティングを実践するために、さまざまな部門に散在しサイロ化していた顧客データを活用するためのデータ基盤を「Microsoft Azure」を活用してスピーディに構築しました。
データ基盤構築プロジェクトは日本マイクロソフトの協力のもと進められ、プロジェクト開始のわずか2ヶ月後には「Microsoft Azure」を活用したプライベ―トDMPを構築しました。
そごう・西武様が保有する顧客データは、さまざまな部門に散在しサイロ化していましたが、本プロジェクトでは、そのサイロ化を一気に解消しようとするのではなく、まずは実際の店舗にて顧客データを活用する実証実験を行い、その成果を見ながらデータの統合を進めるというアジャイル型の進め方を選択しました。
プライベートDMPの構築後、店舗の販売員がデータを活用したマーケティング活動を実施したところ、メール配信後に実際に来店し購買に至った割合が5%となるなど驚異的な効果を生み出した成功事例も生まれており、今後はその成功体験をもとにデータ活用店舗の拡大や大幅な機能拡張などを実施し、顧客データの活用領域をより広げていく方針です。
企業理念である「想像以上の提案で、お客さまに発見を。」を体現するOne to Oneマーケティングを行うにあたり、お客様のことを深く知るためのデータ基盤整備が不可欠でした。当時は、さまざまな部門に顧客データが散在しサイロ化しており、一気に進めては時間もコストもかかりすぎてしまいます。そこで、まずは実際の店舗にて顧客データを活用する実証実験を行い、その成果を見ながらデータの統合を進めるというアジャイル型の進め方が求められていました。
・プライベートDMPの構築後、店舗の販売員がデータを活用したマーケティング活動を実施したところ、メール配信後に実際に来店し購買に至った割合が5%となるなど驚異的な効果を生み出した成功事例も生まれました。
・売り場で働く販売員からも”データの活用によって、もっとお客様へ発見という消費体験を提供していける” という実感が生まれ、自発的なデータ分析や提案が生まれるようになりました。
あなたにオススメの記事
2023.12.01
生成AI(ジェネレーティブAI)とは?ChatGPTとの違いや仕組み・種類・活用事例
2023.09.21
DX(デジタルトランスフォーメーション)とは?今さら聞けない意味・定義を分かりやすく解説【2024年最新】
2023.11.24
【現役社員が解説】データサイエンティストとは?仕事内容やAI・DX時代に必要なスキル
2023.09.08
DX事例26選:6つの業界別に紹介~有名企業はどんなDXをやっている?~【2024年最新版】
2023.08.23
LLM(大規模言語モデル)とは?生成AIとの違いや活用事例・課題
2024.03.22
生成AIの評価指標・ベンチマークとそれらに関連する問題点や限界を解説