導入するだけでは意味がない、運用(活用)して初めて価値を発揮する
マーケティングオートメーション(以下、MAと記載)をいざ導入してみたけれども、一斉配信やセグメント配信にしか利用できていないなど、うまく活用できていないケースがあります。
MAの運用は、組織の規模によりますが、一人で完結しないケースがほとんどです。例えば、配信オペレーション一つとっても、クリエイティブ制作、配信設定、承認など、複数の役割が必要になってきます。そのため、適切なリソースを確保し、自社にあった運用フローを確立するなど、事前の準備が不可欠になります。ここでは、MA導入時に考慮すべき運用設計について以下の順にご説明いたします。
1. 運用設計とは
2. 運用設計の重要性
3. 運用設計におけるアウトプット
運用設計とは
日常業務(配信オペレーション、定期的な業務など)や障害発生時の対応を円滑に進めるため、事前に必要な内容を想定し、どのように対処するかを設計する作業を言います。事前に業務に必要な作業を洗い出し、それぞれの対応手順をまとめておくことで、システムの安定性が向上します。
運用設計の重要性
前節にて、運用設計を行うことでシステムの安定性が向上すると記載しました。それでは、仮に運用設計を怠った場合にどのようなトラブルが想定されるのでしょうか。
・誰が何をどこまでやるかが明確でないため、運用が滞る。
・障害発生時の対応がスムーズに行われない。解決に時間がかかる。
・運用手順が明確でないため、人により作業品質がバラバラになる。
・主要メンバーの異動や退職によってノウハウが消失する。
また、MAではEメールやプッシュ通知の配信ミスが発生すると、築き上げてきたブランドイメージが毀損してしまうリスクがあります。その意味でも、配信ミスを極力発生させない仕組みづくりが重要になります。
運用設計におけるアウトプット
運用設計で定義すべき項目は多岐にわたりますが、特に重要度の高い項目は以下となります。
これらが曖昧な場合は、検討してみるとよいでしょう。
最後に弊社では、MAの運用に際して以下のサポートメニューがございます。
1. 製品サポート
a. Probance標準機能に関するQ&A、FAQ提供
b. Probanceオプション機能に関するQ&A、FAQ提供
c. Probanceシステムの運用監視、保守メンテナンス、バージョンアップ
2.個別運用支援サポート
a. 運用定例会の実施
i. 運用課題管理および進捗報告
ii. キャンペーン実績報告、改善案の提示
iii. 新規施策の実現方法や設定に関するアドバイスおよびディスカッション
b. 設定支援サポート
i. 企業毎のProbance環境(データベース)に応じた実現方法や設定支援
ii. 新規チャネルやデータ連携、データマート項目の追加設定支援
c. お困りごとサポート ※課題が多く、1件1件問い合わせできない場合に有効
i. 立ち合いによる、課題・疑問点解消支援
ii. 立ち合いによる、設定レクチャ
※その他サポート内容や、詳細については、弊社営業担当へお問い合わせいただければと存じます。