Probance Day 2017 講演レポート
WOWOW、高島屋、パーソルキャリアが、MA導入成果を語るスペシャルイベント開催!
BtoC向けマーケティングオートメーション(MA)プラットフォーム「Probance(プロバンス)」のスペシャルイベント「Probance Day 2017」を、2017年12月7日御茶ノ水ソラシティカンファレンスセンターにて開催いたしました。
昨年に続いて2度目の開催となる本イベント。Probance活用中の企業さまが、MAの導入背景や成果をありのままに語る貴重な機会ということもあり、当日は150名を超えるお客さまにご来場いただきました。
Probance開発元のプロバンス社CEO Emmanuel Duhesmeのほか、Probance導入企業として株式会社WOWOW、株式会社WOWOWコミュニケーションズ、株式会社高島屋、パーソルキャリア株式会社(旧:インテリジェンス)のマーケティングご担当者さまに講演をいただきました。当日の模様をダイジェストでお伝えします。
プロバンス社は日本ユーザーの要望にも真摯に対応してくれる。
まるで “家族” のような協力体制を築いています。
セミナーはブレインパッド代表取締役社長 佐藤 清之輔の挨拶からスタート。佐藤は当社がProbanceを取り扱うことになった経緯を紹介しました。
Probanceとの出会いは、2005年に受けた機械学習(Machine Learning)の衝撃が発端になっていると佐藤は語りました。「データサイエンティストが1ヶ月かけて作成していた予測モデルを、機械学習は15分足らずで作成してしまう。しかも、その精度は衝撃的なほどに高いものでした」
こうしてブレインパッドは、業界内でもかなり早い2008年から機械学習によるCRMの自動化に着手しました。その中核を担うCRMソリューションを全世界を対象に探す過程において、佐藤はプロバンス社CEOのEmmanuel Duhesmeと出会います。
「Emmanuelは数学の博士号を取得しており、機械学習には1990年後半から取り組んでいました。実直で誠意ある人柄に惹かれ、この人となら一緒に新しい領域での事業をやっていけると感じました」
佐藤はProbanceの機能性の高さに加えて、アメリカ発祥ではなく数理的に高度なプロバンス社の真摯かつ迅速な対応が、日本市場へ本格投入する決め手になったと語りました。
「日本市場への対応が後手になりがちな海外ソリューションベンダーが多い中で、プロバンス社は日本企業の要望にも真摯に対応してくれる。彼らと私たちはまるで家族ように、お互いに何でも言い合える素晴らしいパートナーシップを築いています」
最後に佐藤は今後の展望を語り、挨拶を締めくくりました。「海外と日本市場の両方の知見を蓄えたProbanceに、ブレインパッドの豊富なデータ分析ノウハウ、運用ノウハウを組み合わせ、これからもお客さまのビジネスを力強く支援していきます」
日々新たな課題に対峙しているマーケティング担当者の力になりたい。
それがプロバンス社のミッションです。
続いて登壇したのは、この日のためにフランスから来日した、Probance開発元プロバンス社CEOのEmmanuel Duhesme。
プロバンス社は創業13年の歴史を持ち、現在はフランス、スペイン、日本の3カ国に拠点展開をしています。創業以来、データベースマーケティングに特化した事業展開を行っており、現在注力しているのが主力製品Probanceと、それによって実現する「Predictive Marketing Automation=顧客ニーズを予測するマーケティングオートメーション」です。
「マーケティング担当者は、日々新しい課題に対峙しています。当社のミッションは、そんなマーケティング担当者の力となり、課題解決を支援すること」とEmmanuelは語りました。そして、Probanceがマーケティング担当者の業務をどう変えていくのか、具体的事例を交えながらProbanceの特長・強みをプレゼンテーションしました。
1:機械学習が顧客の興味・行動を予測
Probanceは高機能なレコメンデーションエンジンを搭載しています。顧客の購入履歴、Web閲覧履歴などから興味・関心を精度高く予測し、顧客一人ひとりにあわせたパーソナライズコミュニケーションを行うことができます。
2:多数の新商品(キャンペーン)を効果的にプロモーション
Probanceの新商品アラート機能は、多数の新商品が同時リリースされたとしても、顧客一人ひとりに最適な新商品を自動的にニュースレターとして配信します。マーケティング担当者は多数のニュースレターをセグメントごとに作成・配信する手間から開放されます。
3:マーケティング施策の迅速なレポート作成
Probanceはワンクリックでマーケティング施策のレポートを自動生成し、関係者に自動送信することができます。シンプルですが、とても使い勝手のよい機能です。
4:膨大な顧客データを取得・統合
Probanceはオンライン・オフラインに広がる膨大なデータを容易に統合できるアーキテクチャを持っています。Probanceなら新たなデータベースを構築する必要なく、膨大なデータ群を統合することができます。
5:外部システムとの柔軟な連携
Probanceはアジャイル方式で開発されています。そのため、新たに登場したコミュニケーションチャネル
──例えばSNSやLINEといったチャネルとの連携も数日間で行うことができます。
6:マルチデバイス対応
Probanceはスマートフォンやタブレット端末でも利用することができます。Probanceなら例えばあなたがゴルフのプレー中であっても、キャンペーンの結果をすぐに確認して、新たなアイディアに思いを巡らすことも可能です。
最後にEmmanuelはこう締めくくりました。「本日はProbanceを実際に導入したユーザー企業さまの貴重な事例がたくさん紹介されます。どうかみなさまのマーケティング活動をより発展させるヒントになりますように。ご清聴ありがとうございました」
注目のメインセッション
Probanceユーザー企業4社がMA導入の成功事例を特別公開!
続いてイベントのメインコンテンツである、Probanceユーザー企業4社よるマーケティングオートメーション導入事例のセッションが始まりました。
各業界を代表するリーディングカンパニー4社のMA導入事例は大変に興味深いもので、Probanceの導入・活用により得られた成果には多くの参加者さまが熱心に耳を傾けておられました。
講演レポート内容
● 株式会社WOWOW/株式会社WOWOWコミュニケーションズ
「いよいよローンチ!ヒヤヒヤが止まらない!嗜好に応じた番組情報の出しわけで顧客の“偏愛”をサポートする!」
● 株式会社高島屋
「MAスタート後3ヶ月でメール経由の売上が33%アップ!
高島屋オンラインストアの運用メンバーはなぜProbanceを選んだのか」
● パーソルキャリア株式会社
「Probance導入後1年間でCV数が6倍に! One to Oneマーケティングの成功ポイントを公開」
Probanceのようなツールに、
データ、テクノロジーを巧みに組み合わせ、MAの実現を支援していきます
セミナー最後の挨拶はブレインパッドの東一成。マーケティングオートメーションに対するブレインパッドの取り組み、考え方を述べさせていただき、閉会の挨拶とさせていただきました。
「本日の講演では、複数の方から異口同音に “MAはツールに過ぎない” “MAはすべてを解決してくれる魔法ではない” というお話がありました。大工やデザイナーがいなければ家を建てられないように、MAの導入・実践には施主の要望を具現化できる専門家の存在が必要だとブレインパッドは考えます」
「私たちブレインパッドは、Probanceのようなツールとデータ、そしてテクノロジーを巧みに組み合わせながら、お客さまの要望をしっかりと形にしていく専門家でありたいと考えています」
セミナー終了後の懇親会も大盛況!Probance Day 2018でお会いしましょう!
セミナー終了後は、登壇企業と参加者さまのコミュニケーションの場として、懇親会を開催させていただきました。
本国フランスでは、まだこのようなイベントを開催したことがないというEmmanuel氏。懇親会の盛況を見つめながら「商談創出だけを目的にしたイベントではなく、みなさんの記憶に残るこのようなイベントの開催も大事ですね」と、満足そうにProbance Day 2017を振り返っていました。
今回ユーザー企業として登壇した株式会社高島屋は、なんと1年前のProbance Day 2016の来場者として参加されており、ユーザー企業の事例講演を聞いたことがProbance導入の決め手のひとつになったとのこと。
本日お越しになられた企業さまが、いつかMA成功事例をProbance Dayでご披露される日が来ることを祈念しつつ、また来年のProbance Day 2018でお会いしたいと思います!