イベント通信
6/6-8 開催レポート|Rによる統計解析
2018年06月11日
こんにちは! ブレインパッドの土屋です。
すっかり梅雨になりましたね!
私は、この土日に今シーズン初のエアコンデビューしました。
除湿モードが室内の湿気を取り払ってくれて、とっても快適に過ごせました!
さて、今日は先週後半に開催した、「Rによる統計解析」の開催レポートをお届けします。
今回のテーマは、データ集計・分析はスムーズにはいきません!です。
「データ集計・分析」と聞いて私が個人的に思い出すのが、前職の分析業務で行っていた試行錯誤です。
営業企画に携わっていた私は、社内外のデータをかき集め、
あらゆる角度で営業施策の仮説検証をするための分析を行っていました。
データから何かしらの示唆を得る、この作業自体はやりがいがあり大好きでした。
また、上司(営業責任者)の経験から提案される仮説はとても興味深く、
そのロジックをどのような切り口で分析すればよいのかを考えることも好きでした。
分析の切り口の検討は、それ自体が大変なタスクですが、もちろん分析はそれだけでは終わりません。
・切り口に合わせた分析計画の立案
・必要なデータの洗い出しと収集・整備
・分析手法の選定
・効果的な表現の検討
それぞれのステップで試行錯誤を繰り返したのち、ようやくデータ分析を完了させることができます。
前置きが長くなりましたが、データ分析では一般に、たくさんの試行錯誤が必要になります。
実際に、「Rによる統計解析」の最終日に丸一日かけて行うグループワークでも、
多くの受講生がデータの現状把握や集計、分析に苦戦されていました。
研修の最後には「ハッスルできて、楽しかった!」なんて思うのですが、
限られた時間内に施策提案までこぎ着ける過程はなかなかに険しい道だったりもします。
巷ではよく「データ活用の成功事例」を見かけますが、その裏の苦労話を聞く機会はほとんどありません。
ですが、自身でいざ分析を始めると様々な困難に出くわすことは、ほぼ間違いありません。
そうしたとき、「困難にどう立ち向かうか」を知っておくことはとても重要です。
今回の開催レポートでは、受講生がどんな困難にぶつかったのか、
そして講師がどのようにアドバイスしたのか、リアルな声をご紹介します。
- (受講生)「いろいろな角度でデータを分析するものの、有効な施策につなげられそうにない」
ーーー(講師)「なんとなく分析できてしまうが大事なのはゴールを先に定めることです。
様々な仮説を検討して、どれがビジネス上重要なのかをきちんと決めてから分析に取り掛かりましょう」 - (受講生)「出力された結果から物事を判断するにはデータの量が少なすぎるし、この先の分析作業が見えてこない」
ーーー(講師)「最初から細かい切り口で分析してしまうと失敗しやすくなります。
もっと大きな切り口で分析をはじめ、問題のある項目を深堀する、という手順で分析を展開しましょう」 - (受講生)「最初の集計が間違っていたことに後の方で気づいてしまった」
ーーー(講師)「集計の結果が予想や常識の範囲におさまっているかどうかを検討することで防げることもあります。また、視覚化するのもひとつの手です」
如何でしょうか?ご参考になりましたでしょうか。
データ集計・分析は、本当にスムーズにいきません!
ただし、ちょっとしたコツをつかむことで回り道を減らせることもまた事実です。
そして、そうしたコツは人から話を聞くよりも、実際に自身の分析作業の中で活用することで、
「生きた知識」として自分のモノにすることができます。
経験豊富な講師のアドバイスをうけながら、分析作業の一連の過程を体験できるブレインパッドの公開講座は、
そうしたコツの数々を身に付ける場としてもうってつけです。
また、皆様のご経験やスキルレベルに合わせて複数の講座をご用意しております。
ご受講をぜひ、ご検討ください!
皆様のお越しをスタッフ一同、心よりお待ちしております。
講座終了後に『修了証明書』とパチリ。 2.5日間、大変お疲れ様でした!
では、また!