イベント通信
9/6-7 開催レポート|SQLによる集計・分析
2018年09月11日
こんにちは!ブレインパッドの土屋です。
いよいよ、9月の公開講座が開始しましたよ!
今回は、「SQLによる集計・分析」、「Rによる統計解析」、「機械学習による問題解決実践」の3つの講座が満員御礼となりました!!マーケティング担当としては嬉しい限りです!
今回は、以前からアンケート回答でリクエストの多かった、データベースやSQLの基礎講座を解説し、
本講座の事前学習プログラムを解説する「SQL直前対策講座」を実施しましたよ!
内容は、初めてSQLに触れる方から、エンジニアの方でも普段からSQLに触れていない方に向けた、データベースの入門講座となっています。
それでは、「SQLによる集計・分析」とその基礎知識講座である「SQL直前対策講座」の講座風景をレポートします。
ちなみに、「SQL直前対策講座」は、「SQLによる集計・分析」が午後一開催ですので、その午前中に開催しました。
「SQL直前対策講座」のアジェンダは以下となりました。
1.データベース入門
2.リレーショナル・データベースの基礎
3.SQL基礎
4.SQL実践
5.質疑応答
研修のゴールは、「データベースというものの概要を知り、SQLクエリを発行することで、どのような動作や挙動が起こるのかをイメージとして掴むこと」です。
経験豊富なデータサイエンティストでもある講師が、自身の経験を織り交ぜながら基礎知識を説明しました。
その中で印象的なトピックスをご紹介します。
・自分の頭で整理しやすいようなプログラムの書き方、書き方のコツ
・エラーが出た時の原因確認
・テキストエディタの活用
・SQLのトレーニングでスランプに陥ったときの打開策(頭の体操)
90分間という短い時間ではありますが、「なんとなくイメージがつかめた」ところで直前対策講座は無事、終了しました。
続いて、講座開講2日目のグループ演習の様子をレポートします。
演習のお題は、「家計簿アプリデータの利用増大を目的とするデータ分析と提案」です。
演習は 4~5名のグループを組んでワークを実施します。
約5時間グループ作業をしてパワーポイントファイルを作成して最終発表を行います。
途中、何回か講師がグループ毎の進捗状況を確認して、分析設計のアドバイスや分析結果のレビューを行い、内容をチェックします。
進むグループディスカッション
TAからのアドバイスを受けています
そして、笑顔!!
中間発表の時点では、用意されたデータを理解することに苦戦しているグループがほとんどでした。
例えば、
・分析期間を設定したものの、データが足りなかった
・データをある条件で区切りたいけれど、SQLの構文が分からない
・データにある「~ID」が持つ特性の理解を誤った
・欲しい属性情報があったが、その属性情報がないものが20%もあることが分かり、分析方針を変更しないといけない
いかがでしょうか?
日頃データ分析をご担当されている方はご存知ですが、データハンドリングは地味で心が折れそうになる作業なのです。
グループで作業分担し、結果を共有し、分析仮説を議論し、データが上手く処理できない場合は、ティーチングアシスタントのアドバイスを受け、
あっという間に作業の5時間は経過します。
悩み中です
各グループに用意されるホワイトボードには皆さんのメモで埋め尽くされ、机の上には空のペットボトルが増え、
初対面同士で構成されたグループとは思えないほどディスカッションする声で溢れる会場は各グループの熱気で室温が上昇し、
そんな興奮の冷めやらぬ間にプレゼン資料を完成させていきます。
最終発表の様子
今回の最終発表は、グループ代表が一人プレゼンをするのではなく、メンバー全員がスクリーン前に並ぶスタイルでした。
もう、立派なチームですね!
当初想定していた分析を制限時間内に終わらせることが出来なかったと悔やむチームが少なくありませんでしたが、
各グループ独自の視点でデータを可視化し、分析方針を設定して聞き応えがありました!
納得するまで分析することが出来なかったと評価されるものの、どこのチームも、不十分だったり少ない情報から、
必死に考察やインサイトを抽出するために、プレゼンの直前まで活発な議論を繰り広げていたのが印象的でした。
データ分析は際限なく続けられてしまう作業ではありますが、
データ分析結果をビジネス現場で効果的に活用するには、あらかじめ制限時間やマイルストーンを設定しておいて、
結果を小出しにアウトプットし、現場のフィードバックや効果検証を繰り返していくことが重要となります。
プレゼンの際、発表者から寄せられた印象的なコメントとして:
・メンバー各々の作業進捗が分からず、プロジェクト管理するのに苦労した
・データ分析は計画通りだったが、プレゼン資料作成の段取りが悪かった
・色々なインサイトを混ぜすぎて、結果まとまらなくなった
これらは、ビジネス活用を意識されているが故にでてくる課題です。
弊社の研修サービスは、データ分析のためのプログラミングの基礎が学べるだけでなく、総合演習を通じて、
ビジネス現場の様々な課題解決を意識したプロセスにもフォーカスしているのが特徴です。
なお、他の講座でも分析手法が異なるものの、講座の目的は同じです。
ブレインパッドのデータサイエンティスト入門研修を通じて、データをビジネス活用するスキル習得を目指しませんか?
では、また!