イベント通信
9/10-12 開催レポート|Rによる統計解析
2018年09月18日
こんにちは!ブレインパッドの土屋です。
すっかり秋の気候になりましたね。
急に涼しくなったので、少し風邪気味の受講生が複数いらっしゃいました。
そんな本日は、9月10日~12日に開催した「Rによる統計解析」の開催レポートをします!
当講座も、「SQLによる集計・分析」同様に「直前対策講座」をトライアルで実施しました。
直前対策講座は、以下のアジェンダとなりました。
1.R言語入門
2.R言語が活躍する場面
3.Rプログラミング入門
4.Rプログラミング実践
では、個々にご紹介します。
1.R言語入門
Rとはどういう言語であるのか?その歴史的背景や、用途的特徴、そしてPythonとの比較など多様な観点からご紹介しました。
2.R言語が活躍する場面
R言語で何が出来るのかを簡単にご紹介しました。
3.Rプログラミング入門
稼働OSを選ばないこと、コンソール機能が充実しているRStudioなど、実際に操作するまえの基本知識をご紹介しました。
一般的なデータ解析のプロセス(「データの取り込み」、「前処理」、「解析」、「プログラムの展開」)におけるRの対応可能範囲についても紹介しました。
4.Rプログラミング実践
今回、実践編として紹介した内容は以下でした。
・変数の代入・数学関連の関数
・ベクトルの作成・操作、ベクトルの要素の指定
・判定条件
・データ型
・行列・リスト、データフレーム
・統計・分布
・ディレクトリ、ファイルの入出力
・プログラム言語としての基本操作
・ライブラリの使用
これらの内容を取り扱いました。
普段業務でExcelやAccessを利用している方は、処理速度の早さを実感していただきました。
また、Rですとコードが残るため、週次・月次などの定型レポートや集計処理などをする場合に便利ですね。
以上が「直前対策講座」の開催レポートでした。
では、ここから「Rによる統計解析」のグループ演習のレポートに移ります。
グループ演習の課題は、こちらです。
「レシートデータを活用して、小売業などの自社取引先への売上拡大のための提案をすること。」
皆さん、Rを駆使してデータ抽出・加工・視覚化をしながら、提案ロジックの確立に試行錯誤していました。
やみくもにデータ分析をするのではなく、ビジネス内容やターゲット領域をシナリオとして組んでから
データを抽出したり、条件設定したり、いろいろと工夫しながら作業を進められていました。
ステップ毎にデータ分析結果をグループでディスカッションし、分析ロジックを組み立てていくことに成功している
グループもありました。研修で習った別のアプローチを試すなど積極的に統計解析を活用されていました。
分析視点の幅が広がることを体感されてました。
現在、第一線で活躍している弊社のデータサイエンティスト全員に言えることですが、
分析手法の基礎を正しくインプットし、使いこなせるようになるまでにはトレーニングが必要です。
さらに取り扱う情報は分析の都度異なるものですし、分析目的はビジネスなのでビジネス知識がなければ分析方針も立ちません。
少し手前味噌な話にはなりますが、各要素をバランスよく勉強し、経験できる当社の講座はやっぱりデータ分析入門として価値あるものだな!と思いました。
その他にも、あらゆる角度でデータ分析計画を立て、作業分担をして進めているチームの話をご紹介します。
そのチームはRを活用し、問題なくデータ分析を進めていましたが、なかなか核心をつく結果が出ない、という問題を抱えていました。
さて、このようにデータ分析でスランプに陥った場合に、決定的な打開策となるものは何だと思いますか?
今回の場合は、基本に立ち返って、データの分布や傾向値を確認して、可視化をしてみることでした。
数字を見ていても分からなかった特徴が、視覚化(今回は棒グラフ)することで見つけ出すことができました!
その瞬間から一気に分析ロジックや提案の方向性が定まりました。
データ分析をしていると、「何か、インサイトの得られるデータはないのか?
何か情報が欲しいのに、一体どうしたらいいのか分からない」
のようなシーンがあります。そういう時には誰か経験豊富で信頼できる人からのアドバイスを求めてしまいますよね。
弊社の講座には、現場経験豊富なデータサイエンティストが講師やTA(ティーチングアシスタント)がおります。
グループ演習の際にはこまめに周回して皆様の進捗確認やお悩み解決をします。
経験者のアドバイスを受けられることも、弊社の講座の魅力の一つであり、受講者の皆様が安心して学びを深められる環境をご用意して、皆様のお越しを心よりお待ちしております。
以上、2018年9月「Rによる統計解析」講座の開催レポートでした。
では、また!