DX・AIデータ活用人材育成研修 株式会社ブレインパッド

イベント通信

公開講座のバックステージ|総合演習での嬉しい1コマ


2018年09月21日


こんにちは、ブレインパッドの小俣です。

 

残暑も落ち着き始め秋の装いが目立つようになってきました。
我々、運営スタッフは9月の公開講座が終わり少々ホッとしております。

今回のバックステージでは、最終日に行う総合演習の様子をお届けしようと思います。

 

9月に行われた「SQLによる集計・分析」「Rによる統計解析」「機械学習による問題解決実践」ではどれも満員御礼の大盛況でした。大変ありがたいことです。
最終日は1日かけて総合演習をグループで行って頂きましたが、どのグループもデータと正面から向き合って分析結果からビジネス提案の発表まで行う事ができました。
1日という短い時間で、データの理解から分析結果の発表までを全てのグループが行うことができたのは受講者の皆さまの集中力とグループでの共同作業の賜物です。

さて、今回の総合演習では受講者の方からこのような一言を頂きました。

「自分がやりたい事をRで実際に作ることで、やっとRの使い方がわかってきた」

これは大変嬉しい一言でした。

なぜなら、我々の研修が「講義」だけでなく「総合演習」を課す理由の1つだからです。

 

学習における習熟レベルには「知らない」「知っている」「考えると出来る」「考えなくても出来る」のようないくつかの段階がありますが、知っている状態から出来るようになるためには「壁」があります。
ちょっとした知識であれば、インターネットなどで簡単に答えが出てくるのですが、特定の作業手順や技術となると、すぐに答えが見つからない事が結構あります。
これは、自分と全く同じような状況で解決方法を解説した書籍やWebサイトは情報が少なく見つけにくい事が多いためで、新しい分野を学習し始めた方に立ちはだかる大きな「壁」の1つです。

 

しかし、この壁を乗り越えることができるかどうかが、その後の学習定着レベルを上げられるか否かに関わってきます。
本講座の総合演習では講師とTAが受講者の行いたい事に対して的確なお手伝いを行うことで解決していますが、自分が行いたい事を作る経験を何度が行うと、少し違う状況でも作ることができるようになってくることが大きなポイントです。
実際に総合演習での質問内容は、最初は基本的な使い方を演習データに適用させる方法がほとんどでした。
しかし午後になると、応用的な集計・分析や複雑なグラフの作成方法などの高度な質問が多くなり、数日前に始めたばかりとは思えないほどです。

このような質問内容の変化は受講者の方々のレベルアップを実感する瞬間でもあり、講師として非常に嬉しく思っています。

 

このブログをお読み頂いているあなたも、我々と一緒に「壁」を乗り越えてみませんか。