イベント通信
新講座「これからはじめるデータサイエンス入門」開催レポート
2019年09月09日
こんにちは!ブレインパッドの井上です。
夏の暑さもだいぶ落ち着き、徐々に過ごしやすくなってきた今日この頃、
皆様いかがお過ごしでしょうか。
今回は、8月29日(木)に開催しましたブレインパッドの新講座、
「これからはじめるデータサイエンス入門」の開催レポートをご紹介いたします。
「これからはじめるデータサイエンス入門」とは?
この講座は、かねてより皆様にお寄せいただいていた
「もっと初学者向けの講座もあると嬉しい!」というご要望にお答えする形でリリースされた講座で、
プログラミング言語に抵抗がある方にも気軽にご受講いただけるよう、
エクセルを使いながら分析の基礎を学べる研修となっています。
もちろん、弊社研修の特徴であるプロジェクト型の総合演習にも力を入れており、
座学で学んだ『基礎』を現場さながらの環境で試しながらステップアップできる、充実の内容となっています。
講座の具体的な内容について
この講座は午前の座学と午後の演習にわかれており、
座学ではまず『データサイエンス概論』として、
データサイエンスの歴史や最新の活用法について具体例を交えながら紹介したほか、
実際に分析プロジェクトを進める際の手順や、気をつけるべきポイントを解説しました。
また、『集計・可視化からはじめるデータ分析』と題して、
データ分析の初歩であるデータの内容を可視化する方法のほか、
2つの変数の組合せによる情報抽出についても解説しました。
ここでは、受講者の皆様も手元のPCでエクセルを操作しながら実際にグラフを作成し、
午後の演習に備えたハンズオン形式で講義が進みます。
お昼休憩をはさんだ午後はいよいよ演習が始まり、
「レシートデータに基づくコンビニ売上向上施策の提案」をテーマに
四人一組のグループでレシートデータを分析し、最後の発表に向けて資料を作成していきます。
各グループとも最初に定めた分析設計に従い、分析の担当を割り振りながら、
実際のプロジェクトさながらの環境の中、短時間で手際よく作業を進めます。
皆様、休憩の時間を惜しむほどの集中度で分析に取り組んでいただいたおかげで
どのグループのプレゼンも、短時間で仕上げていただいたとは思えないほどのクオリティーでした。
特に印象に残ったのは、商品名の項目に記録された
「割引」というデータに気付いたグループのプレゼンでした。
このグループは「割引」データの発見を元に、
割引を多く利用している顧客層をターゲットにしたクーポンの配信を提案をしていました。
本講座では、分析の初歩として『データの中身を確認すること』の重要性をお伝えしたのですが、
まさにその重要性を裏付けるプレゼンとなり、スタッフとしてとても嬉しくなりました。
座学で使用する「きれいなデータ」とは違った、
実データを用いた分析ゆえの難しさがあったと思いますが、
データの中身を確認することの大切さや対処法など、
実践形式ならではの学びが多かったのではないでしょうか。
受講者からの感想
・生データを活用でき、特徴をつかむ練習として勉強になりました。
・最後のまとめでもおっしゃられていた通り、座学中ではできそうだと思っていたことでも、
実際に手を動かしてみると難しいことを痛感できた。
うまくいかなかったことに対するコメントなども丁寧で、今後につなげやすいと感じた。
1日という短時間で行う初学者向けの講座ではありますが、
受講者の皆様が今回学んだ「分析の基礎」を実務で活かしていただくことはもちろん、
さらに高度な分析への足掛かりにしていただければ、我々としても大変うれしく思います。
ちなみに次回の「これからはじめるデータサイエンス入門」講座の開催は11月27日(水)になります。
社内のデータ分析にこれから本格的に取り組みたいとお考えの皆様のご受講を、
弊社スタッフ一同、心よりお待ちしております。
では、また!