イベント通信
2020年6月度 公開講座(オンライン化)の開催レポート
2020年06月19日
みなさん、こんにちは。ブレインパッド教育講座事務局です。
2020年の上半期は新型コロナウイルスにより大きな変化を受け、日常の生活やワークスタイルが変わられた方も多いのではないでしょうか。ブレインパッドの公開講座も、6月開催分から初めてWeb会議システムを使ったオンラインでの開講へとリニューアルしました。
さて本日は、6月に開講された「データサイエンティスト入門研修(公開講座)」の開催レポートをお送りします。今回の開催レポートのテーマは、まさに「オンライン化」です。 対面型研修からオンライン型研修の移行に向けて、弊社のスタッフも準備を約3カ月にわたり進めてきました。オンライン化を進めるには、機材の購入、規約の改定、Web会議システムや周辺システムの選定、受講者の方々へ事前準備をお願いする内容や方法の検討や、関係部署等との調整・承認等の数多くのタスクがありました。特に開講前の1か月は、毎朝、スタッフで打ち合わせを行い、進捗状況の確認と課題の洗い出し等を行い、課題を一つ一つ解決してきました。
写真1 講義開始して間もない緊張の時間
弊社の研修の特徴は、長年にわたるデータ分析実務で培われたノウハウが詰め込まれたテキストと「講義」、そして何よりも受講者の方が実際に手を動かして、データ分析を実践することによって、その難しさや達成感を実感していただく「演習」にあります。果たして、これらの特徴が、オンライン型の研修でも実現できるのでしょうか。
1. 講義
ブレインパットの公開講座は講義内容を一方的に配信する方法ではありません。講師が受講者の方の理解度等を確認して、講義をすすめる速さを調整したり、途中で質問を受け付けたりしながら進めます。受講者の方から「途中、置いていかれている人がいないかを確認しながら進めて頂けたので良かったです。」とのご意見を受講後のアンケートで頂きました。 この対面型の講義を実現するために、オンライン化ならではの機能を利用しました。
〇チャット機能:
講義中のどのようなタイミングでも、受講者の方から質問等を受け付けることができます。
また、TA(ティーチング アシスタント)から、小まめに関連するリンク先の連絡等の情報をチャットで送り、受講者の方をサポートしました。
〇スタンプ機能:
講師が受講者の理解度を確認するため、講義中に問いかけを行い、受講者の方はスタンプ機能を使って返答しました。
講義の合間に、受講者の方から良い質問をいただき、それを他の受講者にもシェアすることで深い学びにつなげることができました。
・因果関係のあるなしを見極める方法は?
・異常値を取り除くか除かないかの判断基準は?
このような対話をしながら講義を進められるのも、当社が実施する「ライブ型講義」のメリットといえるでしょう。
写真2 チャット機能等、Web会議システムの機能を利用して研修をすすめます
2. 演習(グループワーク)
講義が一通り終わると、講師から演習課題とデータが提示されます。受講者の方は、グループ毎にオンライン上のルームに分かれて、課題設定から報告・提案に至るプロセスを、自ら手を動かして演習します。講師とTAは、受講者の皆さんが演習を行っているルームの様子を観て、議論が煮詰まったり、コードの書き方が分からなくなってしまったりした場合には、ルームに入りアドバイスをしました。もちろん、受講者の方から、講師・TAにサポートを依頼されることもありました。その際には、作業している画面を共有しながら、対話をする等の工夫をすることもあります。このような感じで、オンラインでも、対話型研修さながらの演習が再現できることが実感できました。
受講者の声(演習に関して):
・講義の内容自体は理解できましたが、演習を行なうと、方法を言葉で理解していても、実際にその方法を使えば良いのではと考えが至らなかった。経験や思考を重ねることが重要だと実感させていただき、感謝しております。
・グループに分かれてご質問させていただいた際、端的に教えていただき助かりました。
まとめ:
受講後のアンケートでは、講師の満足度(「かなり満足」+「やや満足」の合計)が100%でという評価をいただくことができました。この結果を受けて、講師およびスタッフの精神誠意の対応やこれまでの準備が評価されたものとして、とても嬉しく感じております。
また、総合満足度については、満足度(「かなり満足」と「やや満足」の合計)が87.5%となり、オンライン開催の第1弾としてはよいスタートを切れたと考えています。オンライン化に向けて準備を進めてきたスタップ一同、多くの受講者に満足していただくことができて、本当に嬉しい限りです。今後ともスタッフ一同チームワーク良く、益々研修のブラッシュアップに努めてまいります。ご期待ください。
写真3 手振りを交えながらの熱の入った講義