ブレインパッド、統合レコメンデーションエンジン「Rtoaster」とDACの「i-Effect®」との連携提供開始
〜一人ひとりの趣味や嗜好に基づく広告配信を実現〜
株式会社ブレインパッド(本社:東京都品川区、代表取締役社長:草野 隆史、東証マザーズ証券コード:3655、以下ブレインパッド)は、独自で開発・提供する統合レコメンデーションエンジン「Rtoaster(アールトースター)」とデジタル・アドバタイジング・コンソーシアム株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:矢嶋 弘毅、以下DAC)が提供する、次世代型広告配信プラットフォーム「i-Effect®(アイエフェクト)」が連携したことを発表いたします。
本連携により統合レコメンデーションエンジン「Rtoaster(アールトースター)」をベースにした一人ひとりの顧客の趣味や嗜好に応じた、きめ細やかな広告クリエイティブの自動生成と広告配信を行う「パーソナライズド・レコメンデーション広告」を提供いたします。
■概要
「パーソナライズド・レコメンデーション広告」では、広告主のウェブサイトを訪問した利用者のユーザー行動履歴を元に、「Rtoaster」の高精度レコメンデーションエンジンが一人ひとりの顧客の行動を解析し、サイト訪問者の最適な商品やサービスを機械学習します。その結果を元に、同じユーザーが、「i-Effect®」のパートナー媒体を訪問した際に、サイトへの再来訪を促す広告クリエイティブを自動で生成し配信を行います。従来のリターゲティング広告(※1)とは異なり、ユーザー行動に基づく最適な広告クリエイティブを配信することで、より消費者のインサイト(※2)にアプローチすることが可能です。■特徴
「i-Effect®」と「Rtoaster」の連携による「パーソナライズド・レコメンデーション広告」の特徴として、以下の3点が挙げられます。
1.グループに対してではなく、一人ひとりの顧客に最適な商品やサービスを分析・推奨
広告主のウェブサイトを訪問した利用者一人ひとりの行動情報を「Rtoaster」の高精度レコメンデーションエンジンは機械学習します。そのため、グルーピングではなくユーザー一人ひとりに最適な商品を推奨することが可能です。
2.商品だけではなく、ユーザー間の類似性や関係性からも最適な商品及びサービスを分析・推奨
従来のレコメンデーションエンジンでは、膨大なアイテム点数の中から最適な商品やサービスを推奨する際に、対象外となる商品が発生する可能性がありました。「Rtoaster」の高精度レコメンデーションエンジンを使用することにより、商品間の関係性、人と商品との関係、人と人との関係性を考慮した機械学習を行い、商品を限定することなく推奨を行うことが可能です。
3.類似性や関係性の重み付けの最適化から最適な商品・サービスを推奨
商品間の関係性、人と商品との関係、人と人との関係性を考慮した機械学習を行うだけではなく、その類似性、関係性の重み付けを最適化することにより、膨大なアイテム点数により考慮すべき組み合わせの数が増大しても、優先順位をつけ効果の高い商品・サービスの推奨を行うことが可能です。
■背景
昨今のテクノロジーの向上により、消費者の購買履歴やウェブ上での行動履歴など企業が蓄積することのできるデータが爆発的に増加しております。そのデータを活用して行動パターンや影響因子を解析した上で的確なアプローチをする行動ターゲティングの手法が、企業サイト及びインターネット広告においても欠かせない存在になっています。
ブレインパッドでは、以前より顧客企業に対して、サイトを訪れるお客様へ適切かつタイムリーなコミュニケーションを実施する支援ツールとして、独自開発のアルゴリズムに基づく統合レコメンデーションエンジン「Rtoaster」を提供してきました。また、DACでは最先端のアド・テクノロジーを元に、2011年11月から広告主・広告会社向けの次世代型広告配信プラットフォーム「i-Effect®」を提供しています。
そのような中で、顧客企業のきめ細やかな広告クリエイティブの自動生成と配信を行い、より費用対効果の高い広告の実現を支援するべく「i-Effect®」と「Rtoaster」を連携した「パーソナライズド・レコメンデーション広告」の提供を開始するにいたりました。
■今後の展望
ブレインパッドでは今後、より細やかな顧客情報を元とした解析アルゴリズムの強化を行う予定です。これにより、一層最適な「パーソナライズド・レコメンデーション広告」の精度向上を推進してまいります。また継続して「Rtoaster」をはじめとするASP関連サービスの機能充実を図り、企業のデータ活用を強力に支援してまいります。
※1 リターゲティング広告・・・検索サイトやバナー広告などを利用し特定サイトへ訪れたことのある利用者に対して、サイトへの再来訪を促す広告。
※2 消費者インサイト・・・消費者の行動原理や、購買行動の核となる部分のこと。インサイト(Insight)は、洞察、直感、発見などの意味をもつ。
■ご参考情報
●「Rtoaster(アールトースター)」について http://www.rtoaster.com/
「Rtoaster」は、ブレインパッドが自社で開発・提供する統合レコメンデーションエンジンです。独自開発のアルゴリズムにより、サイト訪問者の閲覧・購買履歴を元に、自動的におすすめ商品を表示する「自動レコメンド」と、サイト運営者が設定したコンテンツを表示する「ルールベースレコメンド」の双方に対応したハイブリッド・エンジンです。顧客の属性情報やアクセス地域情報を利用したレコメンドにも対応。他に類を見ない、「行動ターゲティング」「属性ターゲティング」「エリアターゲティング」を1つのパッケージで実現しています。サイト訪問者の商品購買傾向、閲覧傾向を分析し、推奨商品の自動表示を行う他、ウェブサイト内の各コンテンツのクリック傾向、流入元サイト、検索エンジンの検索キーワードなどの行動情報をリアルタイムに「スコア」として点数化し、蓄積された「スコア」条件に応じて、最適なコンテンツをリアルタイムにレコメンド表示することが可能です。
●「i-Effect®(アイエフェクト)」について
「i-Effect®」はユーザーのネット行動履歴や嗜好に基づいて、バナー広告クリエイティブやキャンペーンページの自動生成・最適化配信を行う、広告主・広告会社向けの次世代型広告配信プラットフォームです。バナー広告やリスティング広告等のネット広告の効果を計測することで、広告キャンペーン全体において、どの広告がどの程度ユーザーのエンゲージメントやコンバージョンに寄与したかを分析(アトリビューション分析)することができます。広告主・広告会社は「i-Effect®」を利用することで、自社が保有する各種データ(サイト閲覧履歴や購買履歴など)やクリエイティブ資産を最大限に活用することができます。また、外部媒体社の広告枠における広告クリエイティブから、自社のサイトやキャンペーンページ(ランディングページ)をシームレスに統合することが可能となるため、マーケティング ROI の最大化とともに、企業のブランディング効果の向上にも繋がります。
●株式会社ブレインパッドについて http://www.brainpad.co.jp/
(東証マザーズ:証券コード 3655)
本社所在地:東京都品川区東五反田5-2-5 KN五反田ビル
設立:2004年3月
代表者:代表取締役 草野 隆史
資本金:3億2,540万円(2012年3月現在)
従業員数:113名(2012年7月現在)
事業内容:顧客企業のさまざまなデータを利用して成長・革新を支援するビジネスパートナーとして、アナリティクス事業、ASP関連事業、ソリューション事業を展開しています。「Big data, Big innovation 〜次のイノベーションは、ビッグデータから〜」をビジョンとし、金融・小売・メーカー・サービスをはじめとする幅広い業種の企業データ活用を強力に支援しています。
●デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム株式会社について http://www.dac.co.jp/
代表者:代表取締役社長 矢嶋 弘毅
本社所在地:東京都渋谷区恵比寿4-20-3 YGPタワー33F
設立:1996年12月
事業内容:インターネットメディアレップ事業、アド・テクノロジー事業等
■お問い合わせ先
●「Rtoaster」に関するお問い合わせ
株式会社ブレインパッド 営業部
TEL:03-5791-4214 e-mail:info@brainpad.co.jp
●「i-Effect®」に関するお問い合わせ
デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム株式会社
担当:営業本部マーケティングソリューション部
e-mail:ie-sales@dac.co.jp
●リリースに関するお問い合わせ
株式会社ブレインパッド
経営企画室 広報担当
TEL:03-5791-4210 e-mail:pr@brainpad.co.jp
以上
*本リリースに記載された会社名・商品名は、それぞれ各社の商標または登録商標です。
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