ブレインパッド、AIと人材アセスメントデータを活用し、東海東京証券の営業組織力向上の取り組みを支援
拡張分析の力で顧客満足度を高めるセールス行動を特定、個別化された人材育成で営業組織力を飛躍的に向上させる
株式会社ブレインパッドは、拡張分析ツール「BrainPad VizTact(ブレインパッドビズタクト)」が、東海東京証券株式会社、プロファイルズ株式会社および当社による共同プロジェクト「営業生産性向上Project」に採用・活用されたことを発表いたします。
本プロジェクトは、営業組織力向上とハイパフォーマーの育成による顧客満足度向上に焦点をあて、「どのような営業担当者の行動が顧客満足に繋がり、業績を押し上げるのか」などをテーマに、人材アセスメントにより取得した営業担当者の資質と行動のデータを、拡張分析ツール「BrainPad VizTact」を用いて分析を実施し、ハイパフォーマーに共通する資質や行動の特徴抽出を行いました。
拡張分析ツール「BrainPad VizTact」は、複雑なデータも短時間で分析できるプロダクトで、誰でも感覚的に利用できる操作性とわかりやすい分析が行える点に特徴があります。
今回ブレインパッドは、この拡張分析ツール「BrainPad VizTact」の「要因分析」や「スマートサーチ」の機能を活用して分析を行い、業績を押し上げる営業組織の「資質」と「行動」の関係が分析結果として得られました。
本プロジェクトにおいて、データの取得の方法を含め、東海東京証券プロジェクトチームとブレインパッド、プロファイルズにて各社の知見を持ち寄り、データを分析した結果、営業成果に寄与する営業担当者項目を特定することができました。
今後もブレインパッドは、拡張分析ツール「BrainPad VizTact」の提供を通じて、専門家に頼らなくても多くの分析が実行でき、企業や組織がデータ活用・分析を基軸とした施策を、素早く、効率的に実施できるよう支援してまいります。
本件の取り組みに関する詳細は、別添の三社共同リリースをご確認ください。
●2023年6月1日 東海東京証券株式会社、株式会社ブレインパッド、プロファイルズ株式会社発表(別添)
AI の力で顧客満足度を高めるセールス行動を特定、データを基盤とした人材育成と営業組織力向上に向けた取組みに関するお知らせ
■ご参考情報
●「BrainPad VizTact(ブレインパッドビズタクト)」について
「BrainPad VizTact」は、機械学習および自然言語処理によって強化された「拡張分析ツール」です。BIツールやレポーティングで発見できないようなルールを機械学習のアルゴリズムを利用して自動的に見つけることができ、ユーザーに自然言語と理解しやすいビジュアルで提示します。これにより人間の気づきを“拡張”し、意思決定を強力に支援します。
このプロダクトは、専門知識を持たない一般ユーザーから、シチズンデータサイエンティストやデータサイエンティストの分析効率を大きく改善し、データから得られるビジネスの収益を向上させます。
●株式会社ブレインパッドについて
(東京証券取引所 プライム市場:証券コード 3655)
本社所在地:東京都港区六本木三丁目1番1号 六本木ティーキューブ
設立:2004年3月
代表者:代表取締役社長 執行役員CEO 高橋 隆史
資本金:597百万円(連結、2023年3月31日現在)
従業員数:535名(連結、2023年3月31日現在)
事業内容:データ活用を通じて企業の経営改善を支援するプロフェッショナルサービス、プロダクトサービス
*本ニュースリリースに記載されている会社名・商品名は、それぞれ各社の商標または登録商標です。
*本ニュースリリースに掲載されている情報は、発表日現在の情報です。
(別添)
2023年6月1日
各 位
東海東京証券株式会社
株式会社ブレインパッド
プロファイルズ株式会社
AI の力で顧客満足度を高めるセールス行動を特定、データを基盤とした
人材育成と営業組織力向上に向けた取組みに関するお知らせ
~ 拡張分析でハイパフォーマーモデルを構築、
パーソナライズされた人材育成で営業組織力を飛躍的に向上させる ~
東海東京証券株式会社(以下、東海東京証券)は、株式会社ブレインパッド(以下、ブレインパッド社)およびプロファイルズ株式会社(以下、プロファイルズ社)との共同プロジェクトである「営業生産性向上Project」にて、拡張分析ツールを通じた営業組織力向上とハイパフォーマーの育成による顧客満足度向上に焦点をあてた取組を行いました。
本プロジェクトは2022年9月~2023年3月にかけて行い、「どのような社員の資質や行動が顧客満足に繋がり、業績を押し上げるのか」などをテーマに、東海東京証券の営業担当者の資質と行動データを追加取得し、拡張分析ツールを用いた分析を実施することで、ハイパフォーマーに共通する資質や行動の分析と特定に成功しています。
得られたデータを元に営業担当者の行動変容を促す研修プログラムを展開することで、効率的な営業人材育成を実現し、業績を向上させる土台が形成できました。
東海東京証券では、グループ全体でDX推進に取り組んでおり、今後もこのようなデータ分析技術を活用し、顧客ニーズに応じた営業サービス強化や新たなビジネスモデルの開発にも注力していく予定です。また、中期経営計画である「‟Beyond Our Limits” ~ 異次元への挑戦」の実現を加速させるため、DXを活用した営業組織力向上のための次なる施策を推進してまいります。
1.「どのような社員の資質や行動が顧客満足に繋がり、業績を押し上げるのか」などをテーマに分析を実施、ハイパフォーマーに共通する資質と行動を特定
本取組みでは、更に高い顧客満足を導く社員を育成することを目的に、各種の分析を行いました。下記が分析テーマの一部です。
- どのような営業担当者の行動が顧客満足に繋がり、業績を押し上げるのか
- トップパフォーマーグループは資質や行動面で、その他グループに比べて、どのような違いがあるのか
- リテール・ウェルスマネジメント・マルチチャネル部門、それぞれに求められる人物像とは
- 人材特性を踏まえて、上司はどのような関わり方をすればよいか
- 退職者の要因とその防止アクションとは
- イノベーションを推進する人材が持つ特有の傾向とは。成功確率の高い人材とその特性とは
これらの分析を行うために、今回は各種のアセスメントツールを通じて、各営業担当者における20の資質データと19の行動データを追加取得しています。それらを東海東京証券、そしてブレインパッド社とプロファイルズ社の専門家による分析を経て、成果に寄与するセールス項目が特定されました。重要行動の一例としては、「事業開発精神あふれる態度」や「見込客のニーズ明確化」があります。
このように業績を押し上げる「資質」と「行動」の関係が明らかになり、得られたデータを元に営業担当者の行動変容を促すワークショップを行いました。
2.データを活用した人材育成ワークショップによる営業組織力向上
データを活用した人材育成ワークショップを行い、行動変容を促しています。
このワークショップは、営業担当者(373名)を対象に、東海東京フィナンシャル・グループ内による内製化で展開され、グループ内に知見が蓄積されました。
〔ワークショップ概要〕
ワークショップと連動させる形で、データを活用した上司と部下の1on1・コーチングを実施しました。上司側がデータを通じて、個々の営業担当者の強みや育成ポイントを把握し、パーソナライズされた育成や現場指導を行うことで、営業力の向上を加速させる効果を見込んでいます。
今後は、データ分析技術の活用範囲を拡大し、営業部門全体への浸透を起点に、間接部門を含めた会社全体の組織の最適化を実現し、顧客満足度向上の取組みを強化していくことを計画しています。
3.機械学習の力によるイノベーション人材の発掘と育成、新しいビジネスモデルの構築へ
データ分析や機械学習技術を活用し、顧客ニーズに応じた営業サービス強化や新たなビジネスモデルの開発にも注力していく予定です。これらの施策を担う人材発掘と育成にもこの度のプロジェクトで得られたデータを活用していきます。
東海東京証券は、グループの中期経営計画である「‟Beyond Our Limits” ~ 異次元への挑戦」の実現を加速させるため、データを活用した営業組織力向上のための次なる施策を実施します。そのために本件を始め、DXを活用した先進的な取組みを通じて、顧客満足度向上を目指し、業界におけるリーダーとしての地位を確立していきます。
以上