ブレインパッド、JR九州のDX戦略を支える顧客分析基盤を、クラウド型DWH「Snowflake」で刷新
ー データ処理の高速化と基盤の拡張性の両方を担保、MAツールとの連携もスムーズに ー
株式会社ブレインパッドは、クラウド型DWH「Snowflake(スノーフレーク)」を用いて、九州旅客鉄道株式会社(以下、JR九州)の顧客分析基盤の刷新を支援したことを発表いたします。
JR九州は、JR九州グループDX戦略(2022-2024)において、デジタル技術を最大限に活用したグループ顧客戦略の強化を掲げています。ブレインパッドは、この取り組みの一環として、JR九州のこれまでのシステム課題を解決し、より一層のデータ連携・データ活用が可能となる新たな顧客分析基盤の構築を支援いたしました。
ブレインパッドは、JR九州のマーケティング基盤として、2018年に当社のプロダクト「Rtoaster(アールトースター、*1)」「Probance(プロバンス、*2)」を導入し、JR九州のお客さまの体験価値を向上させるパーソナライズコミュニケーションを支援してまいりました。今回のプロジェクトにおいては、クラウド型DWH「Snowflake」を採用し、より高速でフレキシブルな対応が可能となる顧客分析基盤の構築を実現いたしました。
顧客分析基盤刷新の背景:柔軟なデータ活用が難しく、データの処理時間にも課題
JR九州は、鉄道事業を中心として、駅ビル開発などの不動産業やホテル事業など、九州全域にわたる総合的なまちづくりを推進する事業を展開しており、同社が推進するグループDX戦略においては、ポイントサービス「JRキューポ」を軸に、グループ全体・多様な外部プレイヤーとのデータ連携・データ活用を推進していく方針を掲げています。
しかし、これまでのシステムではデータ加工・データ抽出が長時間に及ぶことに加え、内製にて顧客分析を行うのが難しいといった課題が顕在化していたため、顧客分析基盤の刷新が行われることとなりました。
新たな顧客分析基盤の特徴:大容量データにも耐えうる処理速度、フレキシブルなスペック変更が可能
ブレインパッドは、このたびの顧客分析基盤の刷新において、データ処理の実装方法の変更による処理速度の大幅改善に加え、可視化・分析ツールや施策・アクションツールとのシステム連携がよりスムーズになることを目指しました。そして、この考え方をもとに、ベンダーフリーであるブレインパッドの特徴を活かし、パッケージ型のCDPではなく、高いカスタマイズ性を有し大容量データに対する高速処理が可能な「Snowflake」と「AWS(Amazon Web Service)」を連携させました。
これにより、フレキシブルにスペックを変更できること、データ処理の柔軟性が向上することを担保し、今後も長く使い続けることができる拡張性の高いシステム設計および基盤構築を実現しております。
ブレインパッドは今後も、クライアント企業のデータに基づく顧客体験の向上を支援してまいります。
(*1)「Rtoaster」とは、当社が提供する企業のマーケティング活動をデータドリブンに効率化し、成果創出を実現するトータルソリューションです。
(*2)「Probance」とは、当社が提供する機械学習を搭載し、Predictive Communication(顧客ニーズを予測するコミュニケーション)を実現するBtoC向けマーケティングオートメーション(MA)プラットフォームです。
■ご参考情報
●「Snowflake」について
「Snowflake」は、Snowflake社が提供するクラウドベースのSaaS(Software as a Service)型データプラットフォームで、クラウド型のデータウェアハウス(DWH)だけでなく、データレイクを処理するのに適したデータプラットフォームとしても注目を集めています。従来型のDWHに比べ処理性能が高く、リアルタイムに処理性能などが変更でき、データ量に対する最適な性能を実現しています。
●株式会社ブレインパッドについて
(東京証券取引所 プライム市場:証券コード 3655)
本社所在地:東京都港区六本木三丁目1番1号 六本木ティーキューブ
設立:2004年3月
代表者:代表取締役社長 CEO 関口 朋宏
資本金:597百万円(2023年3月31日現在)
従業員数:535名(2023年3月31日現在)
事業内容:データ活用を通じて企業の経営改善を支援するプロフェッショナルサービス、プロダクトサービス
*本ニュースリリースに記載されている会社名・商品名は、それぞれ各社の商標または登録商標です。
*本ニュースリリースに掲載されている情報は、発表日現在の情報です。
以上